「難しい」インセプション プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
難しい
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他人の夢の中に入るという(技術)が開発された時代。
・夢の中ではある程度自分の思う通りに物を作ったり出来る。
・夢の中で寝ると1つ深い階層の夢に行き、死ぬと1つ戻る。
・夢の中での1時間は現実の1分くらいに相当する。階層が深いほど顕著。
とかそんな仕組みになってる。
レオは愛する妻と共に夢の中に入り、老後まで共に生きる。
やがて現実に戻るが、妻は夢との区別がつかなくなってしまった。
で、死んで現実に戻ろう思い込んだ妻は飛び降り自殺、死亡。
レオは妻殺しの嫌疑がかけられ逃亡、子供達とも会えなくなる。
その罪悪感から、自分の夢の中で妻を作り時々会っていた。
夢の中の妻は今も少し精神的に病んでいて、少し怖い。
そんな折、世界のエネルギーを牛耳ろうとする会社の社長が死んだ。
牛耳らせないようにその後継者(息子)に方針転換させたいという、
ライバル会社の経営者の渡辺からの依頼で、夢を使った作戦を練る。
成功したら渡辺の権力で逃亡生活を終わらせてくれるという約束だった。
後継者の夢を操作して方針転換を決断させるように誘導する作戦にしたが、
後継者は夢を乗っ取られないための訓練を受けていたため、
夢の中ではエージェント達が常に現れ、レオらの命を狙って来た。
何か複雑な理屈でよくわからんかったが、
とにかく事を成すためには夢の中で後継者を2回寝させ、
自分達と共に3階層まで行かなければ成功しないって事やった。
しかも睡眠薬を使ったから、夢の中で死んだら1階層上がるのでなく、
一番下の層である虚無まで落ちてしまうらしい。
しかも現実世界でレオらの乗る車が川に向かってダイブするので、
その無重力なタイミングでのみ現実に戻れるとか・・・ようわからんけど。
まあそんなこんなで3階層目まで行くのだが、
ここでレオの妻が出て来て後継者を殺し、作戦は失敗に終わりかける。
しかしとっさの案でまた寝て、4階層目に行く事で復活させてた。
このへんもようわからんけどね。
4階層目では妻が後継者を拉致、レオに相手して欲しいがためだった。
妻はここに残れとか言うが、レオは妻に別れを告げて脱出。
さらに夢の中で死んで虚無に行って80歳くらいになった渡辺と再会し、
自殺させて現実世界へ引き戻した。このへんも今ひとつわからんが。
あと作戦は成功で、夢の中で父親の死に立ち合わせ、
父親に、おれの真似ばかりするので失望したと言わせた。
後継者はこれにより方針転換を決意した。
で、現実世界に戻った渡辺の力でレオの嫌疑は晴れ、子供達のもとへ。
でもその世界は夢だった・・・ようわからんが。
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とにかく難しい映画だった。
色々とルールがあって、そのへんが単純明快ならもっと良かったのだが。
っていうか、シナリオを作るために強引に作ったような設定も多い。
現実で落下中の無重力状態の時は、夢の階層が落ちることはないって、
いやいや、下の階層の夢が物理的な「下」にあるわけちゃうやろ(場)
あと現実世界とか上の階層で物理的な衝撃があると、
その衝撃が違った形で下の階層に伝わって来るってのもちょっと(場)
でも感じたのは、何故現実で生きる必要があるのだろうって事。
最後のシーンもそうやが、夢とわかってても子供達と幸せに暮らせる。
そして年老いて死んだ瞬間に、若返って現実に戻る感じちゃうの?
それってめっちゃラッキーやんって思うのは、解釈間違い??
あと渡辺は今ひとつな役まわりやったなあ。
別に現場に行く必要ないんでないの?歳取ってせいで動き悪くて死んだし。