「人間の創造は凄い!」インセプション いちごだいふくもちさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の創造は凄い!
内容の濃さ、深さに驚きまくりです。難しいのは確かなんですが、疑問に思わせる程でもなく、逆にこれが人間の頭で考えて作られたの!?っと驚きがあります。常人では到底考えつくこともできない、ぶっとんでいる衝撃のストーリーです。
いったいクリストファー・ノーランの頭の中はいったいどんなになっているのでしょう。いっそのこと、監督の夢の中に入りたい!
夢に入り込み潜在意識の奥底まで潜り込む。
言葉だけ聴くと、「はぁ?何言っているの。」という常識ハズレに疑問に思いますよね。はい、映画の中では夢に入ることは普通のこと。どうして夢に入れるのかの説明も一切なく始まるのでね。さらに複雑に夢にも階層があるとか!あ、だめだ深く考えたら汗
ただその階層が映画を面白くさせていて、階層によって時間がたつスピードが違うということ。夢の階層と時間差を、見事に融合いているので、映画に対しての奥深さも感じます。夢の階層のおかげでチーム6名全員、活躍の場がちゃんとあるのです。決してディカプリオ演じるドム・コブが目立った存在ではなく、無駄なメンバーは誰一人としておらず、それぞれに大事な役回りがありました。
ディカプリオの演技にとっても魅力を感じましたね。最近は貫禄が出まくり。悲しみや悩んでいる時の迫真の演技は、がっつり引き込まれるんですよね。彼の、涙目な感じがとってもたまらない!
渡辺謙はどうだったんでしょう?やっぱり、こういうアメリカの超大作に日本人は似合わないですね・・・。まだ渡辺謙だから許せるんですが、人だけでなく日本の障子とか街並みとか見るだけで、やすっぽい気持ちになる。
ラスト1時間くらいは、ずぅ~っと見所たっぷり!結末どうなっちゃうの!?と思わせられながら、自分の想像の遥か上を行っちゃてくれるので、もぅ、お口あんぐり状態でした。
人間の創造って凄い!
