劇場公開日 2010年7月23日

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「やはりノーランらしい」インセプション 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5やはりノーランらしい

2022年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

久しぶりに観ました。
今見ても、夢と現実の二層だけでないアイディアは秀逸。
ただ、ダイブした世界でのアクションというと、どうしても「マトリックス」が浮かんでしまうんですね。
でも実際に観てみると、その設定でちゃんと棲み分けはできていたと思います。
最初は日本が舞台。さらに渡辺謙がキーパーソンという役どころは、日本人的に嬉しい限りでしたね。
ノーランらしく細かい設定を盛り込んでいるのですが、あまり深読みしなければ見易い世界観だったと思う。
ド派手な映像は序盤の街が畳まれるところ位ですが、やはり細かいところも手が混んでいて無重力のホテルとかは面白かったですね。
終盤は息を畳み掛けるような展開で目が離せなくなります。
そしてやはりラストでしょう。
コマでなく子どもを見た。
今みると「夢か現実か」より「何を選択したか」にも見えました。
この観客に委ねるラスト、やはりノーランらしいですね。
やっぱり面白かったです。

白波