劇場公開日 2010年7月23日

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「夢の中へ行ってみたいと思いませんか、うふっふー」インセプション 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0夢の中へ行ってみたいと思いませんか、うふっふー

2020年9月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

私は本格的(?)に映画が好きになってまだ1年ほどです。
したがってお恥ずかしながら、クリストファー・ノーラン監督作はもちろん、IMAXというものも実は初めてで、結構身構えて行きました。
インセプションの前に最新作TENETの冒頭映像が流れました。
鳥肌がたった。
心が震えた。
あれ、これから観るのはイン…ターステラーだっけ?
いいえ、インセプションです。
いざ。

夢の中の夢の中の夢の中へ。
発想はごく身近な『夢』だし、実際夢の中の話なので、現実世界では大したことは起きていない。
にも関わらず、ここまで出せる臨場感。
どうしたらこんなストーリー、世界観を思いつくんでしょうか。
本当にノーラン監督素晴らしいと思いました。
時間、空間、夢、現実、重力。
さまざまなものを感じ取れる今までに類を見ない映像体験になりました。
映像は評判からの期待を遥かに超えてきましたし、音楽、役者の演技、どれをとっても欠点が見当たらない。
よく難解といわれるノーラン作ですが、分かりやすい方なんじゃないかなと(他の作品観ていないのに偉そうなことをすみません)。
テーマが夢ということや東京が舞台で渡辺謙さんがメインで出ているということで、割と実感が湧くし、一部ん?となる部分はありましたが、展開の流れは大体取れました。
ただ、IMAXの映像、音響によって映画の世界に引き込まれ、あのストーリーを集中してみなければならないので、結構疲れましたね。
映画冒頭、いきなり日本語で話し始め、それに英語字幕がついたので、違う映画か吹き替え版を観ているのかと焦りました。
主要キャラクターは皆魅力的、その中でもやはりディカプリオの存在感は凄かった。
彼のJesus Christにはかなり心を動かされました。
虚無での妻との対話のシーンは涙が出ました。
何の涙なのかもはや分かりませんが、物凄い感動に襲われることは間違いないと思います。
再現したくなるようなアクションシーンも満載。
個人的にはやはり第二の夢のアーサーのように無重力で飛んでみたいかな。
ラストで空港に到着するところは、まるで民衆が英雄を称えているかのようで、夢を見ていただけというのが信じられませんでした。
正直、最終的に夢から覚めるまで夢を見ていたことを忘れるほどです。
パンフレット買う予定はなかったのですが、買ってしまいました。
インターステラー、TENETも観なくては!

追記
エンディングでJRを発見(新幹線ですね)。
最後はスクリーンいっぱいに

      INCEPTION
     字幕:アンゼたかし

唐揚げ