「.」インセプション 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅で鑑賞。敬愛するP.K.ディック的な話。(現実を入れると)五階層からなる入れ子細工な作りでM.C.エッシャーの『ペンローズの階段(無限階段)』も登場。複雑な構成故に難解な面もあるが概ね理解出来るのは夢の中にしっかりルールを設定したからか。前半は映像の力、後半は構成の力で飽きさせない。L.ディカプリオ演じる“コブ”のトーテム――独楽のラストシーンや第三階層の金庫内のアイテム(風車)等、観る者に解釈を任せる作りが成功していると思う。“サイトー”役の渡辺謙もまずまず。再鑑賞してみたい一作。70/100点。
・三本連続鑑賞した内の三本目。よく判らない箇所が多々有るのですが、一番気になるのはクライマックス近く、第一階層の車が落ち始めるシーン。第二階層のホテルでは無重力になるのにソレ以降の階層では影響を受けてない様に見受けられます。直下の階層にしか影響受けないのか、或いは階層を跨ぐタイムラグでかと訝るが、車が入水すると一番下の第四階層――城の崩壊時には鉄砲水みたいなのが出て来る。結局、第二階層のみ無重力なのはドウ云う事でしょうか?
・鑑賞日:2011年8月28日(日)
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