「.」チェイサー(2008) 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅で鑑賞。脚本・監督のナ・ホンジンのデビュー作で、'04年“殺人機械”と呼ばれた犯人による実在の事件がベースらしい。まずまずの出来。喪失感・挫折感はP.ジュノの作品群を髣髴させるが本作の方がシンプル。痛みを感じさせる冗長気味のバイオレンスシーンはP.チャンヌクの『オールド・ボーイ('03)』を想起した。“ジュンホ”役のK.ユンソクは次長課長の河本もしくは甲斐よしひろ、或いは若かりし長門裕之に見えた。特典映像内、追われる者と追う物ドチラが悪者なのか判らなくしたいと云う発言が本作のキモか。70/100点。
・鑑賞日:2011年8月8日(月)
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