人間失格のレビュー・感想・評価
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生田斗真ファンばっかりだったょ
つなぎが悪い いきなり飛ぶのに 何回も観て何が解るんだ 映画失格 本読ませるにはいいか 人間失格とは太宰治そのものでありと最後のテロップが全部読めない 印象に残るのは人間失格なのはエロティックに描かれている女性に感じる
静かにゆっくり世界に浸れました。おすすめです。
原作を読んでいなくても映画で感じ堪能できる作品だと思います。 作品紹介のあらすじを読んでおくといいかもしれません。 時代・世界観を感じる美しい映像が流れるなか 主人公の大庭葉蔵の孤独を見ます。 静かにゆっくり流れていく美しい映像には 気付かなくても想いが乗っていたようで 知らずに心にたまって、ある時、溢れてきます。 胸の痛みとともに優しいあたたかい気持ちに包まれました。 悲しく切ないけれど満たされた、そんな余韻に浸り劇場を出ました。 美しい映像たちにはたくさんのメッセージが込められているのだと思いました。 それは静かだし、すぐには見えてきません。 観た人がそれぞれに感じる映画。 生きる強さとずっと大切に守っていきたい優しい気持ちに気付かされます。 私は心が震えました。是非おすすめしたい作品です。
昭和ロマンを伝える重厚かつスタイリッシュな映像と琴線に響く美しい旋律が余計に印象に残った作品でした。
本作のテロップ最後の文言には、主人公の大庭葉蔵は太宰であると宣言して、この名作を後世に語り継げなければならないと訴えています。そんな文言を大上段に宣言し、さらに製作指揮に角川歴彦御大が名乗り出て、角川グループが総力を挙げて取り組んだ文芸大作となりました。 確かに、原作『人間失格』は、主人公の語る過去には太宰自身の人生を色濃く反映したと思われる部分があり、自伝的な小説であるともみなされてきました。 従って、葉蔵の役作りにおいて、何処か太宰を暗示させるものが必要であり、どうして太宰は酒におぼれ、死に急いだのか。太宰の内面に対する深い考査が監督には求められると思います。 ところが本作は、葉蔵の内面描写が浅くて、単なる無気力な青年にしか、見えてきません。原作では、葉蔵の閉鎖的な人格を、人とは違う感覚を持っており、それに対して混乱し発狂しそうになるとはっきり明記されているにもかかわらずです。原作の物語は、面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない男の人生を、3つの手記で著されています。 その中で、「道化」が重要なキーワードになっているのに、少年時代に体育の授業で、わざと失敗するシーンで「道化」に触れたことにしてしまって、成人してからは、訳も分からず消沈し、逃避しようとする姿しか描かれていないことに疑問を感じました。 さらに太宰文学の魅力は、単なる絶望に打ちひしがれる根暗さばかりではないことです。自ら破滅に向かっている主人公のなかに、希望への強いメッセージが込められているところが深い感動を呼び起こしてきたのです。 その点を根岸吉太郎監督は、『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』のラストで印象深いシーンとして挿入したものでした。太宰の理解は、根岸監督のほうが数段上といえます。 ついでに言えば、生田斗真は本作で、妻の不義密通が分かった後の苦悩ぶりなど、難しい役どころに果敢に挑戦してますが、経験不足は否めません。『ヴィヨンの妻』での浅野忠信と比べたら、その道化ぶりに格段の違いが出てしまいます。 本作でも、仕掛けるとしたら後半の鉄との絡みのシーンだったと思います。父親の愛人だった鉄は、麻薬中毒となった葉蔵の世話係となります。鉄は葉蔵に愛した男の姿を感じ、あるときはひとりの女として求め、あるときは義母として慈愛に包み込んだのでした。 このシーンで、もっと葉蔵の救いと希望が語られるべきでした。 但し、鉄を演じている三田佳子の演技は、凄いの一言。なにも語らなくても、狂おしいほどの鉄の心情を演じていました。これは一見の価値があります。 それ以外は、不満一杯。突っ込み処満載で、きりがありません。 だいたい中原中也を架空の設定で引っ張り出すのなら、太宰VS中原の息の詰まる人生観の邂逅があって然るべきでした。それが、線香花火の乱舞や花吹雪などシンボリックな映像で抽象的にごまかしたようにしか思えませんでした。 中也は精神に支障をきたし、千葉県の療養所に入院したことがあるので、本作はどうも中也と芥川をごちゃ混ぜにした可能性があります。 真摯に人生の真実を求めていた中也に対して、本作に登場する「森田」中也は、悪ガキみたいな印象でした。ジャニーズなんて使わなくて、もっと中也に迫れる俳優はいたはず。 悪友堀木との関係も、何で堀木は葉蔵を憎んでいたのかすっきりしませんでした。また葉蔵の女性遍歴も唐突すぎで、何で出会って親密な関係となったり、すぐ別れたりするのか、過程が省かれているためよく分かりません。 全体を通して、余計な説明をぶった切るシュールな展開が荒戸監督の持ち味なのでしょう。但し、観客としてはあまりに強引に場面が次々変わって筋に置いて行かれては、消化不良になります。 昭和ロマンを伝える重厚かつスタイリッシュな映像と琴線に響く美しい旋律が余計に印象に残った作品でした。
もう一度、見る気がします。
私、多分太宰が好きなんですね。太宰の世界、落ち着きます。 本も読んでいたのでどんな映画になるのか楽しみ、かつ不安だったのですが良く出来ていたと思います。 本よりも受動的な葉蔵でした。 生田くんの葉蔵がはかなくて、悲しげで…。 女優の皆さんも魅力的で美しく撮られていました。 あぁ、きっと私も葉蔵に恋をしてしまうでしょう。 あっ堀木!ほんと~にイヤな男でした。
原作が読みたい。
試写会行ってきました。 そして、生田さんの情熱大陸を観ました。 番組中でてきた「微笑み」のシーン。 とても印象に残っています。 心に引っかかるというか。 あのシーンは、映画では、直前の伊勢谷さん演じる堀木の言葉と相まって ますます凄みを帯びていたような・・・そんな記憶。 むしろ堀木の言葉が引っかかるのか・・・。 なんとも切ないです。 とにかく物語は淡々と進み、所々にちりばめられた印象的な映像に 気を取られていると置いていかれるという・・・。 でも、行間が広~くあいている、観る側にとても不親切な感じが 逆に自分の好きなシーン、好きな言葉を自由に思い起こさせてくれて心地良い。 感覚で味わう作品。 もう一度観てどう感じるか確かめてみたいですね。
文学作品なんだよな
プレミア試写会に行きました。 寺島しのぶさん以外の主要人物が勢ぞろいで豪華でした。 で作品ですが、 知的な(なんだよね)太宰作品なので、メリハリあるわけでもないので、 申し訳ないが、途中コックリしちゃったり・・。 試写会じゃなきゃ観なかったと思いますが、 生田斗真くんの飄々した葉蔵は、よかったと思います。 もし自分が女として、葉蔵と出会っても、ぜったい堕ちません!と思うけど、 実際だったら違うのかな。 伊勢谷演じる堀木は何なんだ?という印象、というか最悪です。 正直、個人的にはオススメ作品ではありません。 これは作品のせいではなく、個人的に合わなかっただけですので 悪しからず。
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