裏窓のレビュー・感想・評価
全58件中、41~58件目を表示
お見事!
グレース・ケリーの美しさ!
覗く
●ヒッチコック恐るべし。
初!ヒッチコック
結局、殺人はあったの?なかったの?わからないところがいいのか? 何...
このハラハライライラ具合、さすが
ヒッチコックの見ながら冷や汗をかくかんじが堪能できました
若干イライラする展開もさすが…という感じ
なぜか主演男優が、美の壺の草刈さんに見えて仕方なかった
登場人物のキャストが完璧…
なんで殺人をしたか?とかの掘り下げは全然ないけど
ただ事件が起こったということがなぜかドラマチック
ヒッチコック、すごいなーと思いました
それにしてもプライバシーもなんもないマンションだわ!
ちょっと変わった手法
怪我を足から腰をギブスで固めているせいで家から出られない写真家ジェフ。彼はアパートの窓から近所の住人の生活を覗くのが日課になっている。中庭越しに正面と左右のアパートの住人を眺めているうちに、それぞれの私生活やドラマを知り、ある夫婦の様子から殺人事件が起こったと推理する。警察の友人、彼女、家政婦を巻き込み独自捜査を開始する…。
撮られた手法が面白く、視点がほぼ変わらない。近所の住人を映し出す時は、ジェフの窓から見た様子しか映らないのである。会話はジェフと誰か(彼女、家政婦、刑事、電話など)の会話のみ。なので案外と淡々とした画面で、実を言うと何度か寝てしまいそういなった。後半、特にラストあたりでカメラワークが微妙に変わるのでその辺からドキドキ感が高まる。その時代ではかなり面白い(今でもまぁ面白い)映画だったに違いないのはよく分かる。
主人公の小さいアパートに、毎回すっごくお洒落して押しかけ「結婚したい結婚したい」というグレース・ケリー演じるリザが、あまりにも美人で、妙にそれが浮いていて怖いとも感じた。
そして、もうひとこと。
玄関の戸、鍵かけようよ。
ワンシチュエーションで魅せる最高峰。
グレース・ケリー
ほとんどが一つの部屋で進む
サスペンスの神様にしてエンターテイメントの天才
足を骨折して自宅アパートで療養中のカメラマン、ジェフ。暇つぶしに近隣を覗き見していたら、向かいのアパートで殺人の疑惑が。恋人リザと共に証拠を掴もうとするが…。
アルフレッド・ヒッチコックの1954年の作品。
代表作の一つで、個人的に最も好きなヒッチコック映画。
主人公が動けないので舞台は終始主人公の部屋のみだが、それを逆手に取った演出が秀逸。
恋人が疑惑の部屋に忍び込んだ時男が帰って来てどうする事も出来ないもどかしさ、犯人に気付かれ部屋に迫って来ても逃げられないスリル。
カメラが主人公の視点にもなり、見る側も主人公と一体となる感覚すら覚える。
また、映画に素晴らしいまでに華を添えるのが、グレース・ケリー。
絶対彼女だけ高性能のカメラで撮られている!…とさえ思うほど、その美しさに目を奪われる。
スリルもロマンスもいっぱい。
サスペンスの神様である以前にエンターテイメントの天才であるヒッチコックの真髄、ここに極まり!
尚、本作はサスペンス映画だから成り立つ話である。
近隣を覗き見し、何の確証も無いのに殺人犯と決め付け、恋人は相手の部屋に不法侵入し、証拠を見付けようとし…キ○ガイと思われても仕方ない、ちょっと危ない男の話でもある(笑)
物語の良さとグレース・ケリーの可憐さが光る
総合85点 ( ストーリー:90点|キャスト:90点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
物語も出演者も素晴らしく、今までに十数本鑑賞したヒッチコック作品の中でも最も良い作品。
犯罪を犯すのでもなく犯罪者に襲われるのでもなく、骨折で身動き出来ない男がひたすら退屈しのぎに周囲を覗くだけ。この覗くというのがくせもので、一緒に過ごす人が誰もいない孤独な女性がいる一方で男を何人も連れ込む派手な女性がいたりと、そこではいろんな人間模様が露わにされている。彼らはいったいどんな生活を送りどんな人々なのだろうと、観ているこちらも覗きをしているような気分になって好奇心を刺激してくる。
そしてその中の一つが関係の悪そうな夫婦であり、その妻が突然消えて夫の疑わしい行動が気になってくる。こんなことになってしまえば主演のジェフを演じるジャームズ・スチュワートでなくてもいったいどうなっているのかと興味を持たずにはいられない。果たして事件は起きたのか、それともただの勘違いに過ぎないなのか。
このような設定の作り方と物語の進め方が非常に上手くて、常に次の展開が気になり引き付けられた。最後の場面、あと一週間でギプスが外れる予定のジェフの迎える結末の描き方が滑稽で上手い。
もう一つの注目点はジェフの恋人役のリザを演じたグレース・ケリー。美人で可憐な立ち振る舞いは怪我をしたジェフの生活に潤いを与えるだけでなく、映画にも大きな華を添えていた。最後の場面で優雅に本を読む姿も決まっている。この作品を見て彼女がお気に入りになった。
全58件中、41~58件目を表示