「男と女の間には…。」そんな彼なら捨てちゃえば? mori2さんの映画レビュー(感想・評価)
男と女の間には…。
ハリウッドスター豪華共演!まあ、何と大上段からの女性目線なタイトルですこと!何?“超豪華キャストで贈る、男子禁制のガールズ・トーク・ムービー”ってか?!ひょっとして、吾輩観たらアカンかったのかな~?
ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、ジェニファー・コネリー、スカーレット・ヨハンソンetc,etc…。“豪華共演”って書きましたけど、この人たちのストーリーは、どちらかと言うとメインではありません。幾つかのエピソードが交錯していますが、あくまでも、傍系です。で、メインを張っているのが、ジニファー・グッドウィンとジャスティン・ロング。すみません、不勉強承知で、吾輩的には『アンタ、誰?』レベルの役者さんたちです(まあ、ジャスティン・ロングは知ってましたが、ジニファー・グッドウィンは、ホントにまったく知りませんでした)。これまでの経験上、こういう群像劇で『脇が有名でメインが無名ってのは、大概面白くない』という思いを持っている吾輩は、観賞前から少々イヤな悪寒がしてたのですが、残念なことに的中してしまいました…(>_<)。う~ん、話としては悪くはないのですが、メインの2人に吾輩、まったく共感できませんでした!むしろ観ていて、イライラして腹立たしささえ感じました。もお、コレが全てですね、この映画に対しては。脇のエピソード(特にアニストンとアフレックの話には、“ホロり”ときましたし、ドリュー・バリモアのエピソードは、単純に笑えました)が良かっただけに、メインのグダグダ具合が一層際立ってしまったようで…、ホント残念です。
“男心が理解できない女性の為の映画”みたいな扱いになっていますが、決してそれだけではございません。むしろ男が見ると、『女性は、こんなことを考えてるんか~』ってことがよくわかる内容になっております。ただ世の女性が、映画に出てくるようなキャラばかりだったら、ソレはソレで少々恐いかな~とも思うのですが…。
圧倒的に女性上位なお話と、キャスティング(^^;の中で、ベン・アフレックが孤軍奮闘しています。“結婚に縛られたくない男”という、一見すると最も都合のいい考え方をしているように思われるキャラが、実は“最も恋愛について純粋で、一途に相手のことを思い続けている”という、女性にとっての男の鑑みたいな人物を、嫌味なく好演しています。今回の彼の演技は、吾輩が今まで観た中で、一番好感が持てました。うん、良かったです。
翻って女優陣で最も気になったのは、スカヨハ嬢。『随分、お肉が付いてませんか??』そもそも、そんなに身長がある方ではないので、“スラッ”とした感じではございませんでしたが、何か“ちん丸こ~く”なってません?よく言えば“肉感的”なんでしょうが、これは正直“太ってます”よね?顔なんて、確実に横方向に…。ど~しちゃったのさ!う~ん、気になりますね~。願わくば、このままブクブクと行かないでくださいね~!!
『電話が掛かってこないのは、彼があなたに気がないから…』確かにそうでしょうが、本当にドキドキして電話できない時もあります。女性の皆様、この映画で描かれていることが、男心の全てだとは思わないでくださいね。男だって、恋をすると大変なんです!
~追記~
もしも、ジニファー・グッドウィンが“ジニファー”ではなく“ジェニファー”だったら、主演女優は3人ともジェニファー…すなわち“ジェニファー・3”(←ユニットか?!(^^;)になってたんですね。嗚呼、惜しい…(何が?)。