「やはりタルベーラ」倫敦から来た男 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
やはりタルベーラ
冒頭の長廻しからもう心を持ってかれるようでした。
またどのカットも美しく、それも相まって吸い込まれるよう。
そして音楽も素晴らしいです。、それと音の使い方が本当にうまい。
ビリヤード、肉切り包丁、何かを叩いている音。
ずっと張り付いているようなこれら不穏な音で、主人公が持つ緊張感や不安な気持ちに入り込ませるんですね。
ここでも「サタンタンゴ」の宴の如く、椅子持つ男とビリヤードボールを額に乗せる男がいる、カオスな世界が広がってます。
そしてラストの止め、これがすごい残ります。
やはりタルベーラといった見事な作品でした
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