「家族の絆とネットワーク社会が交差する青春群像劇」サマーウォーズ 林文臣さんの映画レビュー(感想・評価)
家族の絆とネットワーク社会が交差する青春群像劇
仮想世界OZという巨大ネットワークを舞台に、田舎の大家族と世界規模の混乱が絡み合う構成は非常にユニーク。デジタルとアナログ、孤独と連帯といったテーマが丁寧に描かれており、家族映画としてもSFとしても成立している。ただし感情の盛り上げ方が王道すぎて先が読める展開も多く、好みが分かれる部分もある。それでもラストの一斉参加型の熱量には素直に胸が熱くなった。派手さより “繋がる力” を信じたい人に向けた一本。
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