劇場公開日 2020年1月17日

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「平成らしく、人との繋がりの良さを感じる映画」サマーウォーズ えおさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5平成らしく、人との繋がりの良さを感じる映画

2024年8月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

今までなんだかんだちゃんと最初から最後まで見たこと無かったのでこの機会に視聴しました。そりゃあ名作だと言われるよう内容でした。

OZ内の演出が良かった。敵がシステムをかき乱す演出やゲームするシーンのインターネット感がいい。個人的に花札のシーンが凄い好き。システムのアナウンスの声もピッタリでネットの海のごちゃごちゃさや視点含めて、演出の仕方が良い。

キーワードとして、合戦と花札が一貫して用いられていてる。複数のシーンで繋がりをもって使われているのが良かった。

どのキャラもOZアカウントのキャラデザが個性があり、かっこいい。ラブマシーンの魔王みたいなかっこいいデザインも主人公が使っていたねずみのアバターもどっちもゾワゾワする怖さがあって驚いた。変なところはないのに、AIということで無機質さを感じるのか、何故か恐怖を感じる見た目に感心した。カズマのアバターがとてもかっこいい。アクションも相まってとても痺れる。主人公のアバターは主人公の頼りなさが現れてて、ピッタリで可愛い。

人との繋がりの良さを感じられ、とても感動した。侘助とばあちゃんとの関係が特にいい。認められようと頑張ってて、ばあちゃん大好きで、全然侘助悪くないのでは?と終始思ってた。

唯一マイナスポイントがあるとしたら、昔らしい価値観と下ネタ。まぁ平成の作品なので仕方ない。今では見られないノリを感じられ、昔はこういうのが許されてたなと懐かしめるため、良さと言えば良さかもしれない。今はこれに不快感を感じられるということは今は改善しつつあるってことなんだろうなと思った。

えお