劇場公開日 2009年8月8日

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「過酷な環境も、過去のこと。」南極料理人 AMAZINGさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0過酷な環境も、過去のこと。

2023年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

南極での単身赴任…宇宙飛行士になるには聡明さはもちろん病気がないか等の
肉体的な面とともに、狭い空間で他国の人たちとトラブルをおこさず
良好なコミュニケーションを取ることができる性格や人間性も評価される、
というはなしを耳にしたことがあるが、この南極においても宇宙とそう変わらない
環境なので、同じように人間性もみられるのかなぁ、と思いきや
この映画の人々を見ると実に人間らしい方々でそんな選定はしてなさそうな(笑)
映画の内容は、ただただおっさんたちが食べるメシが中心、というものですが
それぞれ個性豊かなが際立って最初から最後まで、
その場にいるような感情移入ができました。

いやぁ、でもあの過酷な環境のなかで何年も一緒にいた仲間と別れるときは、
戻ってきた喜びとともに寂しさも大きいだろうなぁ。
堺雅人さん演じる料理人が、南極での勤務を終え家に戻り日常を過ごしている
中でのセリフに「ほんとに南極に行ったのだろうか」という言葉が、
どんな環境でも適応する人間の順応力と、ノスタルジーを感じさせる
言葉で印象に残った。

カンガルー