「何を伝えたいのかわからない」南極料理人 nkさんの映画レビュー(感想・評価)
何を伝えたいのかわからない
南極という過酷な環境ながらほのぼのした人情劇を楽しめると聞いていたが、期待外れだった。
先ず登場人物の一人一人に好感が持てない。料理を食べても美味しいや感謝の言葉も言わず、食べ方も汚い。終盤の朝食のシーンでは、おはようの挨拶すら言わず注意しても無視。おじさんだらけの生活感という点ではリアルかもしれないが、もう少し心温まる話しを期待してただけに見てて印象が悪かった。
また南極料理人という事で、様々な料理が出てきたが、それを食べてるシーンのみで、そこから話しが発展する事はない点が残念だった。
壊れかけた人間関係が料理によって修復されるとか、極限の状態に陥っても食事によって仲間が一致団結するとか、そのような話しを含めても良かったのではないか。料理にフォーカスを置いた映画としては内容が無さすぎて、この映画を通して何を伝えたいのかがわからない。終わり方も意味不明。
クチコミが高く期待してただけに非常に残念だった。
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