「すごくよかった」レスラー 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
すごくよかった
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イオンのシネパスで久しぶりにスクリーンで見た。上映が午前中のため、朝から侘しい気持ちになった。
かつてのスターレスラーが自身の加齢と時代の推移で負け犬的に表現されていて、実際慎ましい暮らしぶりだったり、試合のギャラも大した額ではなさそうであったのだが、しかしオレはプロレスラーにかつて強く憧れた時期があったため、それでもやっぱりすごい人なのは間違いないという敬意を抱いており、落ちぶれていたとしても惨めには全く感じない。スーパーのおじさんやトレーラーハウスの大家がランディを雑に扱っているのを見ても、よくできるな!と逆に感心する。
確かにダメ男映画なのかもしれないのだが、心底ダメな男とはやっぱり見ることができない。
ハードコアの試合がすごかった。試合をしていない時も常に声をもらして苦しそうに息をしている感じがつらそうだった。
侘しい気持ちになって帰り道蔦屋に寄ってガンズ・アンド・ローゼスのCDをレンタルした。
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