「It's about a sister. 家族だからこそ。」レイチェルの結婚 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
It's about a sister. 家族だからこそ。
今月は一人で勝手に「アン・ハサウェイ強化月間」。第五回は「レイチェルの結婚」です。いきなりホームカメラみたいな映像がずっと続いて「こりゃ、二時間観るのしんどいかな?」っとも思ったのですが、段々見慣れてくるのか最後まで観る事ができました。
ってか監督がジョナサン・デミ!?あの「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ?同姓同名とかじゃなくって?どうしても「羊沈」のイメージが強いのでビックリです。家族の話もイケるんや。そう言えばキムと母親との喧嘩のシーンとか緊迫感凄かったなぁ。
ストーリー的にはたった三日間なのですが、内容はかなり濃い三日間でしたね。家族の過去や問題がだんだん浮き彫りになってきて。キムが犯してしまった罪を受け入れられるのか?優しいだけではダメ(でも、あのお父さんは個人的には大好きでした)。厳しいだけでもダメ。そして、問題児の妹ばかりに視線が向けられる故の姉の孤独感。家族って産まれた時からいて当然でもそれぞれ違う考え方がある別の個体ですしね。そりゃ衝突もします。それでも最後は何となく許し会えるのも家族です。
そうそう、向こうの結婚式って何だか楽しそうでした。あれはキリスト教とは違うみたいですが、何流なんでしょうか?
本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたアン。ドラッグ中毒だった女性の役なのですが、スゴく似合ってました。これまでのイメージを一新して演技の幅広さを証明した感じです。単なる美人ではない事を見せつけましたね。やるやん、アン・ハサウェイ!
きりんさん、コメントありがとうございます。
たまに縛り作って強化月間やると楽しいですよね。日頃観ないタイプの作品に出会えたり、俳優の違う面がみれたり。色々と映画楽しみましょうね!