「原作への入門?」20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 pignonさんの映画レビュー(感想・評価)
原作への入門?
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僕は原作を読んでなく、1・2章もテレビで見てから最終章を見に行ったぐらいこの漫画には思い入れがないんで、原作ファンの気持ちは分かりませんが、映画が原作の筋どおりに再現しているとすれば、いってもマンガの域をでない論理性に欠ける物語だなぁという感想です。
アンナと友達が過去にタイムスリップするところではただともだちの記憶の中に入るんじゃなく子供のケンジやともだちと話したりして、未来は変わっちゃわないかとか(ドラえもんよりリアリティーがない?)、2機目のUFOを壊すとき玉切れでもないにスナイパーがぶつかりにいったり、カンナのエスパー能力については最後までノータッチだったり、1章でいえばあの爆発の中でケンジはあのマシンの中に居たからってのは分かるけどともだちが生き残る理由がなかったのが不満だった。
結果原作批判みたいになったけど、とにかく面白い展開にしようとするマンガ特有の性質が出ていたから映画にしたとき違和感があっただけで、マンガとして読むぶんには面白いと思うしいじめの問題提起をしている点では興味深いと思いました。その違和感があっても楽しめたのは監督が堤さんだったからだと思うし、キャストも豪華でそれを探すだけでも思います。
ただ唯一許せないのがライブのくだりと(あそこまでケンジの登場を待つ理由がない)、歌を長々聴かせたことです。(原作でそうならしょうがないけど)
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