のだめカンタービレ 最終楽章 前編のレビュー・感想・評価
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頭が弱い役?
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主人公ののだめの恋人のおっさんがオーケストラの指揮者に抜擢される。
が、このオケは名はあるものの実態はかなり荒んでいた。
生計を立てられないため別で仕事を持ってる人がほとんどな状態。
そんな中で熱い気持ちが評価され、オケは復活。
のだめは音楽を必死に学ぶが、おっさんと離れた方が良い先生にと言われる。
おっさんも偶然のだめと離れることを決意し、のだめに話した。
のだめはコケて後半に続く。
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タイトルは知ってたけど、全く見たことがなかった。
なのでのだめが何でそんな名なのか姓なのかとか全然わからん。
話し方が変なだけなのか、頭が弱いのかもわからん。
とにかく頭悪そうなあの話し方には抵抗感があった。
あとやたらと笑いを誘う感じもあまり好きになれなかった。
事前に慣れてたら、おもしろかったのか知れないけど。
評価がめちゃくちゃ高かっただけに残念。
最近おれが録画する映画はしょーもないのばっかりや言うて、
嫁がやたらと責めて来る。
おもろいとかおもんないとか以前の作品ばっかりや言うて。
まあ何やかんやで、結局ラブストーリーが中心の話みたいやから、
そりゃあウチら夫婦には合わへんわのお。
圧縮
原作読了。アニメ版もこの前、配信で視聴。
オケの常任指揮者就任から最後(オペラ編除く)まで映画前後編で描くためにかなりの圧縮バージョン。いくら(何様俺様千秋様)でも、常任指揮者就任の初コンサートでピアノ弾き振りはしないw
前半の原作漫画よりも漫画的演出から、後半一気にシリアス。テンポ良く進む。
終盤日本残留組も映るが、ヨーロッパ組も・・・・・みんな若いなぁ。
新オーケストラ員採用面接での個々の楽器の音色が聞けたこと、そしてオーケストラ曲の解説が嬉しかった
武内英樹監督(翔んで埼玉、等)による2009年製作(121分)の日本映画。配給:東宝
原作漫画もTVアニメ・ドラマも見たことがなく、のだめ初体験。
ポンコツオーケストラが指揮者千秋(玉木宏)と仏頂面のコンサートマスター(マンフレッド・ヴォーダルツ)によりまともなものになっていくストーリーはベタだが、かなり心を動かされた。妻に出ていかれタクシー運転手しながらのオーボエ奏者(ニコラス・コントス)の保育園娘(ルカ・プラトン)をのだめ達が預かった際、パパが夜遅くまで練習に励んでいることを訴えるエピソードが良く効いていた。
加えて、新オーケストラ員の募集面接により、チョロ、バイオリン以外にもオーボエやファッゴット(実際にはバソン)と、色々な楽器の音色を聞かせてくれたのが、オーケストラに詳しくない自分にはとても嬉しかった。
昔かなり慣れ親しんだ、ドジで美女ではない主人公がイケメンに相手してもらえるという少女漫画の王道ストーリーがベースに有り、ある種の懐かしさは感じた。また映像舞台がウイーン楽友協会(ウィーンフィルハーモニー管弦楽団本拠地)から始まりメインはパリで、更に海外のオーケストラ員たちが準主役的に描かれており、豪華感はあった。
上野樹里がらみでのアニメまで活用したコミカルな演出が印象的だが、映画第一作目ということもあってか、跳んで埼玉の様な完全に弾けた感じにはなっておらず、のだめ池ぽちゃシーン等、中途半端感は感じた。
とは言え、オープニングのベートーヴェン: 交響曲第7番 - 第1楽章 から始まり、解説付の
ラヴェル: ボレロ (千秋代打によるマルレ・オケ演奏曲)、ドヴォルザーク: チェロ協奏曲ロ短調 Op.104 - 第1楽章(オーディションでのチェロ副主席ダニエルの演奏曲)、モーツァルト: オーボエ協奏曲 ハ長調 K314 - 第1楽章 (オーディションでの黒木&ターニャの演奏曲)、詳しい解説と共に演奏されるチャイコフスキー: 祝典序曲「1812年」 (千秋就任記念のマルレ・オケ演奏曲)、J.S.バッハ: ピアノ協奏曲第1番 - 第1楽章 (マルレ・オケ演奏、千秋の弾き振り)、チャイコフスキー: 交響曲第6番「悲愴」 (マルレ・オケ演奏曲)等の演奏は、ピアノ曲以外のクラシック音楽も学びたいと考えている者には有り難く、魅力大であった。
監督武内英樹、製作亀山千広、エグゼクティブプロデューサー石原隆、 和田行、 吉羽治、 畠中達郎、 島谷能成、プロデュース若松央樹、プロデューサー前田久閑 、和田倉和利、原作二ノ宮知子、脚本衛藤凛、撮影山本英夫、照明小野晃、録音柿澤潔、編集松尾浩、監督補川村泰祐。
出演
上野樹里、玉木宏、永山瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー(ターニャ)、山口紗弥加、山田優。谷原章介、なだぎ武、福士誠治(黒木)、吉瀬美智子、伊武雅刀、竹中直人。
音コメ交響曲。
原作はチラ見程度(劇場で冊子ももらったけど)^^;
TVドラマも(スペシャル版も)観逃していた始末で、
世間で大人気となっているこのドラマを、ちゃんと
観たのは今作が初めてだったが、いや、面白かった!
交響曲が映画に乗り移ったような緩急付けが面白い。
これだけふざけた笑いがテンコ盛りで、
しかもクラシック音楽という難しい分野を勉強できる、
泣いて笑ってタメになる映画というのも珍しい。
ニュース解説でいうところの池上彰さんだろうか^^;
分かりやすい物語の心地良さを存分に享受できる。
世間が求めているのは、これね(爆)
おそらくこの話のいいところは、
単なるラブコメに堕ちることなく、一つの目的めがけて
頑張る人間達の集大成をオーケストラで魅せた部分、
努力を怠らないことの素晴らしさ、例え性格がネチネチ
しつこくても(爆)その言動が的を得ている人に対しては
誰もが一目置くものである。そういう人は常に奮起し、
その実績をものにするために日々の努力を怠らない。
そんな部分をきちんと観客にアピールしているところだ。
千秋ほどの天才?でも、
巧くいかないことは山ほどあり人生の成功者でもない。
でもクサらず^^;前向きなところがすごくいいなと感じる。
箸休め(にはなってないが)のような、のだめの存在も
彼の人物形成に大いに役立っている気がする(失礼か^^;)
いいカップルだな、うらやましいな、と思えた。
(料理が上手い&好きな男のヒトって最高ですしぃ~)
しかしそんな人生観なんてぬきにして(普通ぬきか^^;)
終盤は極上の音楽感に包まれ、うぉ~と気持ちいい。
ただしかし、これは前編なので…尻切れ状態で終わる。
千秋とのだめの今後も気になるが(といいつつ安心してる)
すぐに後編が観たいと思った自分にも驚いた。
4月まで間が空くので、原作本も読んでみようかな~?
(しかし2人のなりきり演技には脱帽。のだめガンバレ!)
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