劇場公開日 2009年10月24日

沈まぬ太陽のレビュー・感想・評価

全71件中、41~60件目を表示

4.0視点に疑問あり

2009年12月28日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

「沈まぬ太陽」を試写会で観た。僕は、山崎豊子の原作の小説は読んだ事はないが、3時間半近い大作にもかかわらず、全く、退屈しないで観る事ができた。映画としては、なかなか面白い作品であると思う。
僕は、この映画は、なかなか、面白い作品であると思う。だが、僕は、日航ジャンボ機墜落を国民航空という加害者側から描いたこの映画は、日航ジャンボ機墜落の遺族が観たら、かなり不快になる作品であると思う。

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ハットトリック

4.0信念を曲げない男の生きざまになぜ辞めないのかという疑問も吹っ飛んだ!

2009年12月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

今流行りの時制がバラバラな作りで、少しわかりにくかった。でも、原作は単行本で5冊の大作。3時間20分にまとめるのも苦労があったと思うので、しかたがないのかなと思う。東大法学部出身の恩地があそこまで屈辱的な人事を受けながら、どうして働き続けるのかわからないと思いながら観続けた。でもわかる気がした点が2つ。彼が飛行機を航空産業を愛していたから? もう一つはアフリカの広大な大地に立つと、そんなちっぽけなことなんかバカバカしいと思えたから? 3時間20分も長さを感じず、あっという間だった。なかなか映画化が実現しなかった本作。今の日本航空の状況をみると、山崎豊子は予想していたのかな。映画は関係ないと言っているけど・・・

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瑞

3.5映画化とは難しいものですね

2009年12月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

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gymnopedie

5.0充実した内容で満足です

2009年12月17日
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鑑賞方法:映画館

知的

3時間半があっという間に感じるほど、充実した内容でした。原作を読んだことがありますが、内容をそこなうことなく、すばらしい作品だと思います。

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ウィンビー

4.0情緒的過ぎるのは、悪いことではない

2009年12月7日
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鑑賞方法:映画館

 同じ山崎豊子原作の「華麗なる一族」や「白い巨塔」に比べると、この作品は全体に重厚感は感じられないものだった。それは、脚本の構成、物語の展開に起因している。

 映画は、あの飛行機事故からはじまり、事故の遺族たちと関わる主人公・恩地に対する、勤務している航空会社の非道さがカットバックするような形で挿入されていく、という流れで展開していく。そして会社が新しい方向へと向きを変えようとするまでを描いていくのだが、恩地の存在が常に物語の核になっていることが、映画に重厚感がない要因のひとつだ。

 これまでの山崎豊子原作の映画は、さまざまな登場人物たちが主人公とは別の動きをして、それがわりに細かく描かれる。やがて、その別の動きがひとつになるような大事件が起こり、主人公の生き様が一段と画面にフィーチャーされる。その生き様についていく人物、そうでない逆の立場の人物と登場人物たちが色分けされたあと、再びめいめいが独自の行動をしていく、という展開だ。だから、登場する個々の人物のキャラクターと行動がしっかりと描かれるために、物語全体に重厚感が増してくる。そこが山崎豊子原作の映画やドラマの魅力、という意見があるのは当然のことだ。

 しかし、この「沈まぬ太陽」の場合は最初に大きな事件を提示しているために、物語に人物の動きが描きこまれておらず、主人公以外の登場人物たちの行動や生き様が、今ひとつ、画面から浮き彫りにされてこない。だから、恩地が若かりし頃に組合の交渉の先頭に立つのも、事故の遺族たちの前に立つのも、会社との関係性を別にした、ただ情緒的な人間の姿が見えるだけだ。そこがこの作品の大きな欠点、と言えばそうなのだが、私は今回の山崎豊子の映画に関しては、情緒的過ぎてもかまわない、と思っている。

 それは、誰もが知っている大事故を中心にしているために、本当の遺族の方々の心情を考えると情緒的にならざるおえない、というのもあるが、主人公の恩地も、元は同じ組合員だった行天(三浦友和が好演!)にしても、ほかの連中にしても会社のことしか考えない同じ「会社人間」だからだ。つまり、いいと思っての行動も、悪いことにしか見えない行動も、会社にとっては同じ方向を向いているに過ぎない。舞台の航空会社が半民半官の国の力が及びやすい大会社だったとしても、会社の中の話はコップの中の嵐、のようなものなのだ。

 それを表現しているのは、恩地がケニアに赴任するシーンだ。そこでは、広々とした平原に過ごす動物たちの前では人間はちっぽけな存在で、人間は感情でしかそれを表現できない、ことを恩地自身が物語っている。だから、情緒的な人間の姿こそが、会社のためにしか生きられない「会社人間」そのものであることを、この映画のラストに至って、主人公の恩地とともに観客は知ることとなる。そこが、他の山崎豊子の映画とは違う、この作品らしい魅力なのだ。情緒的なのが目立っていたって、そこがこの作品の核ならば受け入れるくらいの度量が、観客の側にあってもいいと思うのだが...。

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こもねこ

4.5次は日本アカデミー賞ノミネート作発表で、日本映画界の勇気が試される

2009年11月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

映画化決定の知らせを聞くと
同時に、全5巻の文庫本の読書開始。

一気に、読みきった直後に頭をよぎったのは、
「これ、本当に映画化できるのか?2時間で収まるのかな?」

事実、製作前は前後半に分けようという意見も
出たそうですが、原作者山崎豊子さんから出た
映画化の条件が「1本にまとめて作ってください」。

最終的に、途中10分の休憩を挟み、
3時間22分で完成をさせることとなりました。

御巣鷹山ジャンボ機墜落事故

某航空会社からの抗議もあり
映像化の話があるたびに流れてきたそうです。
そんな紆余曲折を経た上での力作。こちらも
覚悟をして見届けよう!なにやらいつもより力を込めて上映開始を待ちました。

★彡     ★彡

凄まじいものを見せつけられたな
渡辺謙さん。そりゃ、公開初日に感極まるよな

オープニングから泣いていました。
エンドロール中、涙が止まりませんでした。
劇場に灯りがともっても、しばらくの間、席を立てませんでした。

“渾身の一作”

まさにこの言葉がふさわしい大作でした。
これ以上、この映画に関して言葉が出てきません。

◇   ◇

豪華出演者の中で、
一番心を打たれたのは、
遺族役を演じられた木村多江さんでした。

特に、後半に登場されたとき、
場の空気を一瞬にして変えてしまう姿に
驚くと同時に、胸がつまってしまい、涙が
とめどなく流れ落ちてしまいました。そこには本物の遺族の姿がありました。

ちなみに、
今作のエキストラさん。

実際に御巣鷹山事故の遺族がいらっしゃったそうです。
体育館に置かれた棺の前で本当に涙を流されていたそうです。

そんな、
遺族を含めた
熱い思いに、この映画は支えられているのです。

映画を思い出し、
レビューを書きながらも涙が止まりません。

★彡      ★彡

どのタイミングで休憩を入れるのか。

これにも関心があったのですが、バッチリ。
休憩明け。集中力が途切れかけていたお客様たちも、
渡辺謙さんと石坂浩二さんの2人を前にして、映画の世界へと吸い込まれていました。

これで注目は日本アカデミー賞に移りました。
ノミネートをする勇気が関係者にあるかどうか。

前段階として東京国際映画祭関係者に、その勇気はありませんでした。
10月24日土曜日、映画祭開催会場映画館にて大々的に上映をしたのは、
日本映画関係者のせめてもの矜持と解釈していいのでしょうか。

日本の映画界が試されている

そう言っても過言ではないでしょう。

審判が下されるときを静かに待ちたいと思います。

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septaka

5.0感動と虚しさ

2009年11月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

昨日映画を観てきました
3時間30分はあっとゆうまに過ぎてしまうほど素晴らしかったです
でも あまりにもJALと似通っていて怒りと虚しさで悲しくなってしまいました 職場でもこつこつと真面目に仕事をしている人が報われなくて 仕事をしないで要領よく上司に胡麻をすっている人が出世して行っているのが現状です 神様は何をしているのでしょうか!正直者が報われる世の中になる事を切に願います。

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nobuo

4.5沈まぬ人生。

2009年11月7日
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悲しい

怖い

難しい

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ハチコ

3.5フィクション

2009年11月7日
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知的

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buy&sell

4.0巨大スケールときめ細やかさが同居する、熱い映画

2009年11月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

山崎豊子原作の作品って実はひとつも観た事無い……。
だから他の山崎豊子作品との比較はできないが、この映画の見応えは保証できる。

御巣鷹山の再現や外地ロケ、『カムイ外伝』の10倍は精緻なCG等を駆使した画作りは気合十分で、かなりのスケール感だ。
だが大味な印象はない。やや緩慢ながら奇をてらわない演出で、大スケールの部分と、家族の絆や遺族感情を描く細やかな部分とをうまく同居させている。

己の保身と私益を貪る事しか興味の無い輩ばかりが権力を握る世の中だが、それでも諦めるな。
人に尽くし、命を尊ぶ、人間らしい道を見失うな。
映画からそんな力強いメッセージを感じ、胸が熱くなった。

残念なのは主人公・恩地が帰国してから航空機事故が起こるまでの「恐ろしくて残酷で気の休まる暇がない」期間を描かなかった点。
闘志を失い掛けた男の再生を描くなら、そこは描いて然るべきでは無いのか。
また、大量のエキストラの捌き方も不満。特に航空機事故の遺族らの演技はかなり酷い。実力派の俳優とエキストラとの間に温度差がありすぎて興醒めだ。

また愚痴っぽくなっちゃったが、本作は骨太で見応えもあり、何より熱い映画だ。熱い映画は、嫌いになれない。

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浮遊きびなご

4.5映画の感想になってないかも?だけど…

2009年11月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

この映画、長い上映時間ってこともあって
観に来てる方々にもそれぞれの事情があるのかもしれないが…
映画の途中、持ってきた食べ物が入ってる袋をシャラシャラ音たてて
食べなければならないのか?
ゲップを出すほど食うな!よ...(´Д`|||)

携帯も途中で見なければならないのか?
隣のババアには注意した。
が、小声で「眩しいのですが。」と言ったのでは聞こえなかったみたいなので
彼女の肩に(一つ席が空いていたので)触り、「眩しいです。」と言ったら
携帯電話を見るのを止めた。が、一段下のオッサン(全部白髪なのでかなりの高齢?かと思われたが…)が
携帯を観始めた。隣のババアには注意したのだがそのオッサンには
声が掛けられなかったので席を蹴ってやった。
しかし…再度観てたので私の行為に気付いてなかったか
単純にバカなオッサンだったか…

映画の感想に入る前に、こういう記述したくなかったけど
いつも思うけど、人間年を取っていても常識のあるヤツは少ないのか?
そういうヤツに劇場で映画を見る資格があるのか?
本当に疑問です。

映画の間中何か食べないとダメなヤツは家で見て欲しいよね。
携帯もそんなに気になるのなら映画観に来るな!
って思う私は心が狭い?

で、感想ですが
渡辺謙さんの気合の入った(良い、悪いで言えば)良い作品だったと思います。
そんなに長くは感じなかったし…
しかし、飛行機とか命を預かるような会社の方々には
何を押しても安全第一でお仕事して欲しいと思いました。
政治家と官僚、出世することしか頭に無い人間には期待しないことですね。

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レナカナママ

3.0謙さん映画

2009年11月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

上映時間3時間22分。途中10分休憩が入ります。休憩はなくてもよかったのではないかと思いました。▼謙さんの直球映画。真面目過ぎて、笑うところじゃない場面で、笑いそうになりました。もう少し緩急があってもよかったような気がします。

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マっく

3.5長さを感じ…

2009年11月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

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ぉゃっ

4.5社会とは?会社とは?人生とは?

2009年11月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

私は、ここの業界の人間であるため、(NALではありません)他人事としてみることはできなかった。しかし、会社にとっての自分とは何であるかを考えさせられた。出世とは何なのだろうか・・。組織で働くとはどういうことなのか・・・。会社員生活を何年もやってきて、今、自分を見つめ直すいい機会になったと思う。映画では社会の裏側などを映し、人の欲望や既得権益を守ろうとする欲望を出しているが、自分自身を振り返るきっかけになる映画だと思う。

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matador

4.5さすが渡辺謙さん!

2009年11月3日
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悲しい

知的

渡辺謙さんはやっぱりすごいです。
脚本はもちろん良いのですが、主役が彼じゃなかったらここまでの重量感にならなかったでしょう。
三浦友和さんも良くて、こんな三浦さんは新鮮でした。

登場人物が多くて「ん~この人誰だっけ?」となってしまうこともあったので、気をつけてください。

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anya

5.0太陽はでっかい。

2009年11月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

生々しい。フィクションなのだが、当然、現実を基にしているし、登場するキャラクターは当時、実在していたであろうタイプの人間。社会の裏側が垣間見えて興味深かった。
 上映時間は大変長かったが、退屈しなかったし、無駄と感じる部分もなかった。
 歴史に残る一作品。日本人なら鑑賞しておくべき作品だろう。

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小太郎

2.5スクリーンの外のイメージがわかない

2009年11月2日
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鑑賞方法:映画館

たとえば小説を読んでいると、活字で書かれた光景やキャラの心情をイメージし、さらに活字の外にイメージを拡げていく。映像でも同じことで、スクリーンに描かれた光景からその外にイメージを拡げていく。絵画や音楽や詩なんかにも同じことが言えるように思う。

 このあたりスピルバーグは抜群のセンスを持っていて、原作からイメージを拡げて映像化するのも、観客にスクリーンからイメージを拡げさせるのもうまい。

 さて、この作品からはどんなイメージが拡がるかといえば、題名でもう書いてしまったんだけど、ちょっと正確じゃない。正確にはスクリーンの外にうかんだイメージは、「やる気に満ち溢れた、監督とキャストとスタッフたち」なのだった。

 演技は見事なのに、演技しているようにしか見えない。スクリーンの向こうに、男、恩地の生き様も見えてこなかったし、社会の捻れとそれに翻弄される仰天の姿も見えてこなかった。

 いろいろ問題点はあると思う。カメラワークはテレビドラマ風だし、CGでつくった飛行機やゾウはディスカバリーチャンネル風だし、各キャラクターの描き方、特に悪役の描き方は水戸黄門風。でも何より問題なのは、作り手に活字から拡げたイメージがなかった(か、あってもそれを映画作りに活かせなかった)ことなのでは、と思う。

 ただ、冒頭部分だけは強烈な力があった。乗客やクルーがそれぞれの背景を背負い、スクリーンの向こうの白い光に消えていくシーン。それだけでよかった。特撮なんていらない。

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og

3.5沈まぬ太陽

2009年11月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

まず、完結編を製作してほしい。原作を読んでいないので忠実に映画化したのかわからないが、あまりのも最後が中途半端な終わり方になっている。特に、日航の再建問題が表面化している今日この頃、何度も再建のチャンスがあったのにもかかわらず、その機会をことごとくつぶしてきた会社側の責任について追求すべきではないか。
 また、主人公の描き方が不自然であり、単純すぎる。社内の派閥抗争は、どこにでもあることだが、そこまで会社に残ることにこだわる理由がわらない(普通なら学歴と語学力生かして転職しているはず)。航空機事故以降であれば、遺族に対する社会的正義という大義名分があるが、それ以前は、そのような大義名分はなかったはずだ。それを一本につなぐ大きなバックボーンが描ききれていないのが残念だ。あと、こんなにアフリカはじめ海外ロケを敢行してお金かけなくても、もっと良い作品を作れたのではないかと思うのだが。

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キタノシノビ

4.5役どころを心得た演技

2009年11月1日
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泣ける

悲しい

難しい

ほかの評価を見てみると、長編をよくまとめたのだろう、とわかります。
 しかし、中途半端とか、分かりづらいということはありません。
 豪華キャストでありながら総花的ではなく、また、さすがに演技を心得た人たちなので、配役以上の演技をする人もおらず、とてもスマートにストーリーが理解できます。
 そのスマートさに乗るかのように各俳優がうまく味を出しているので、メリハリがあり、とても味がある映画です。
 報道にあるように、JALをモデルとしています。
 ですので、123便の墜落事故の状況が描かれていますが、そのシーンでは年輩の方が多くススリ泣いていました。
 僕も、もらい泣きをしたくらいです。
 渡辺謙さんはとてもいい演技をしていましたので、主役としての役割を達成していたと思います。
 香川照之さん、石坂浩二さん、三浦友和さん、それに書ききれないほどの名優たちが支えあった良い作品です。
 信念を貫く人、権謀術数で生きる人、時代におぼれる人、家族、仕事、いろいろなテーマがありますが、うまくまとまってました。
 納得です。

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nabe3

4.0行天は最低やろう

2009年10月31日
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怖い

単純

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赤いおじさん