「沈まぬ太陽」沈まぬ太陽 キタノシノビさんの映画レビュー(感想・評価)
沈まぬ太陽
まず、完結編を製作してほしい。原作を読んでいないので忠実に映画化したのかわからないが、あまりのも最後が中途半端な終わり方になっている。特に、日航の再建問題が表面化している今日この頃、何度も再建のチャンスがあったのにもかかわらず、その機会をことごとくつぶしてきた会社側の責任について追求すべきではないか。
また、主人公の描き方が不自然であり、単純すぎる。社内の派閥抗争は、どこにでもあることだが、そこまで会社に残ることにこだわる理由がわらない(普通なら学歴と語学力生かして転職しているはず)。航空機事故以降であれば、遺族に対する社会的正義という大義名分があるが、それ以前は、そのような大義名分はなかったはずだ。それを一本につなぐ大きなバックボーンが描ききれていないのが残念だ。あと、こんなにアフリカはじめ海外ロケを敢行してお金かけなくても、もっと良い作品を作れたのではないかと思うのだが。
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えびとアボガドのジェノベーゼさんのコメント
2009年11月26日
まずは原作を読んでからコメントして欲しかったです。
私は、映画にこれ以上、日航の責任を追求する必要があるかな?と思ってます。