パニッシャー ウォー・ゾーンのレビュー・感想・評価
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前作と主人公の役者が違う
良アクション映画
原作は知らないんですがアクション映画として高いクオリティでした。原作を知らないとただの強い殺し屋というように見えてしまうんですが、ヒーローアクションとして素晴らしい出来です。
原作に最も近いパニッシャー
けっこうよかった
キャストが一新していて、銃撃戦が派手になっていた。ボンクラの仲間もいなかった。ジグソウの顔が怖かったけど、気の毒な怪我人でもあり、今オレは足を怪我しているので、痛々しくてかわいそうだった。
Squeeze, don't pull. マーベルの異端児パニッシャー
今回3度目となる「パニッシャー」の映画化です。元々マーベルヒーローの中でも異端児で、良く他のヒーローから「パニッシャー?特殊なパワーもない人殺しだろ?」なんて言われてる立ち位置なパニッシャーさん。それでも悪人を容赦なく殺していく様に根強い人気のあるキャラクターです。ちなみに、とあるストーリーではキャプテン・アメリカやアイアンマン等のマーベルヒーローを全滅させた事があるぐらいの実力者です。
でも今作は本当にパニッシャーらしくて面白かったです。ある程度NY市民に受け入れられてるパニッシャー。警察もほぼ仲間みたいになってましたしね。
でも気になったのはヴィランのジグソーが弱すぎた事です。あからさまにアメコミ悪人な感じだったのに、変に弟を出してしまった事でジグソーが中途半端になっちゃったと言いますか。ちょっと残念な感じでした。
映画作品はどれも微妙でも、それでも人気のパニッシャーさん。Netflixに活躍の場を移したみたいですし、今後ドラマの方も楽しみです。
パニッシャーがセガールに見えて仕方ない
爽快感はそこそこのB級だけどそこがいい
そんなお金が掛かってないように思えるところが良かったです。実際は知りませんが、そこそこの予算でできる爽快感としてはかなり良いほうかと。
最初の皆殺しが爽快すぎて中盤にもほしいところですがそこは色々と事情があるのかなと思える全体的な雰囲気は○。
どうしても気になるのは、最後のボスの朽ち果て方かなぁ…なんかあんな部屋にもともとあった灯火で焼かれておっ死ぬなんてすごいダサいし笑ってしまったけど…もう少しオチがあっても…ねぇ。どこか高いところから落ちて死んだと見せかけ最後に指が動くとか、どうせならそのくらい陳腐にしてほしかかったかな。まぁ最後の演出は大事かもなのでそれでもいいけど、それならそれでもう少し主人公は苦戦して欲しかったです笑
期待していなかったけど面白かった!
憎しみは憎しみを生む
所謂正義のヒーロー物と言った映画ではなく、暗澹殺伐としていてなおかつ単純明快な内容の映画である。少なからず誰しもが抱く殺人衝動を復讐といった大義名分の下、妻と娘を殺された主人公が復讐の為、跋扈する人間を片っ端から殺していき、地元警察には黙認され暗躍するロマンノワールだ。
大雑把に見れば、まぁおもしろいのであるが、個人的に<ジグソウ>の演技のリアリティの無さが目に付いた。(あえてのことと思うが…)
人間が作った常識から言えばこの主人公は悪そのものである。悪を倒すために悪になり悪行を繰り返す。憎しみは憎しみを生む。人間の業の深さを現した映画なのではないだろうかと思う。
三度目の正直か!?
実は映画化は3度目。
一応、ストーリーは前回の続きのような感じ。
(残念ながら、ドルフ・ラングレン版はカウントされていないようだ)
主役も変更、でも、パニッシャーな感じはそのまま残存。
のっけから悪人を殺しまくる。
特にマフィアの晩餐会でのシークエンスは秀逸だ。
人体破壊ショーかと見紛うばかりの惨劇。カップルでデートムービーで使った人たちはここで後悔。
アクションはこれで良い。ノーテンキに銃をバンバン撃ってもらい、人間がボンボン吹っ飛べば良い。
しかーし。
悪役がいけなかった・・。せっかく「ジグソウ」をだしてるのに、「ジョーカー」の2番煎じの感がありあり。
しかもタチの悪いことに劣化版。コミカルの中に恐怖を入れようとするあまり、本当に滑稽になってしまった。
残念ながら3度目の正直もやや消化不良といったところ。
三度目の正直は大正解のパーティームービー
全裸で正座したドルフ・ラングレンがむにゃむにゃとポエムをつぶやき、ニンジャと戦う「パニッシャー」。イタズラ電話をかけて、貧民アパート住人に金をばら撒く、ちょっとイイ話的なトーマス・ジェーン版「パニッシャー」。
アン・リー版「ハルク」を無かった事にして以来、コミック界では当たり前な“仕切り直し”を映画界に持ち込んでいるマーベル社の「パニッシャー」三度目の仕切り直しが本作「パニッシャー:ウォー・ゾーン」である。
今まで、特にトーマス・ジェーン版の反省を活かして、キャストを安くコストを落とし、リスクを減らして高いレイティングにして目指したのは、ウルトラ・ゴアな大殺戮祭り!これこそが本来の「パニッシャー」である。
“悪い奴”に限ってだが、殺しをまったく厭わないというアメコミ界において特出したキャラクターであるパニッシャーを描くには、このスタイルがベストであり、当然のように本作は清々しいまでに“悪人”がガンガン殺される。
その分、演技に奥行きは無いし監督も「人間の深淵を見せよう!」などという気も無いのだが、世の中にはそういったジャンルの映画があってしかるべきだし、そのジャンルにおいて本作は大傑作である。
劇場にビールを持ち込み、パーティー気分でワイワイと楽しむべき映画。
ド迫力の銃撃シーンも・・・
久しぶりにスッキリ目覚める映画です
法律無視のブッ放しド迫力シーン満載の展開で
見ていて痛快でしたね
ただCGがかなり雑ですw
シリアス路線で行きたいのかゲーム感覚で作りたいのか?
主人公はシリアスタッチで描かれているんですけど、ボス
とか脇役、やられ役がなんともゲームチックな感じがする
頭をぶち抜かれる時のCGも明らかにガン物ゲーム的な感じ
それでも序盤は随所にマジで痛そうな、目を背けたくなる
リアルな流血、銃撃シーンもあったのですが、銃撃が派手
になればなるほど作りが・・・雑で笑えてしまう
こんな痛快映画は「Vフォー・ヴェンデッタ」以来かな
いまの世の中、法律が甘かったり、刑に納得がいかない事
が多いから、こんな仕置き人が実在してくれても良いかも!
さすがにマーベル作品だけに、ヒーローものとして楽しめます。ガンアクションが痛快そのもの。
同じガン・アクションものでも、今週見た『マックス・ペイン』と比べて、ストーリーがシンプルで、理屈抜きに楽しめるところが良かったです。さすがにマーベル・スタジオ製作作品だけに、ハードボイルド臭くせずヒーローものとしてエンターテイメントに徹しています。
旧作とは設定を元特殊部隊の指導教官に変えているだけに、処刑方法は豪快そのもの。マシンガンから、特殊な毒矢、そして必要なら小型爆弾で部屋ごとぶっ飛ばすことも。全身を防弾着に包み込んで、圧倒的な数の敵に単身で向かっていくラストのシーンは、痛快でした。
やはり特殊部隊出身だけに、その動きにも説得力があります。これを見てしまうと『マックス・ペイン』でのマックスの不死身さが嘘っぽく見えましたね。
ところで、パニッシャーことキャッスルは、マフィアたちを正義の名の下に処刑することにおいて、『ダークナイト』のバットマンのように全く躊躇しません。刑事が目の前にいて逮捕しようとしても、こいつは悪だとキャッスルが判断したら、即刻処刑してしまうのです。
けれども超人的なヒーローでも激しい戦闘のなかではミスもするもの。誤ってFBI囮捜査官を殺してしまったとき、パニッシャーを引退することまで決意してしまうほど憔悴する姿が意外でした。
その時フラッシュバックするキャッスルの家族が殺されたシーン。やはり彼にとって、かけがえのない家族の命を自らの手で奪ってしまったことが余程答えたのでしょう。
残された妻子に謝罪に行ったとき、未亡人なったそのアンジェラからは簡単に許しはもらえませんでした。けれども父親を失った娘と、娘を殺されたキャッスルの間で、お互いの孤独な気持ちが繋がるところはジンときましたね。それと、いろいろなプロセスを経て、この奥さんが最後に、パニッシャーは正義だったと認めるところも思わず感動しました。
実はキャッスル神学校で学んでいたこともあって、意外と信心深いのです。その信仰心が、目には目をと強烈な正義感の源泉になっているようでした。
あと笑えるところは、地元の警察が、パニッシャーの殺人行為を黙認しているところです。潜入捜査官の同僚を殺されたFBIのホールは、パニッシャー逮捕に奔走します。しかし地元警察の刑事や『パニッシャー対策室』の担当官が、すっかりパニッシャーと連んでいることを知って唖然となるところが可笑しかったです。
そんなポールが徐々にパニッシャーに対して、見方を変えていくところも見所です。
そしてラスト。何度も捕まっては、法取引で保釈されてしまうジグソウとパニッシャーの最終対決が待ち受けます。
人質になったパニッシャーの友人で、武器供給の支援をしているマイクロか、彼を父親のように慕うアンジェラの娘か。ジグソウとパニッシャーにどちらの命を救いたいか、究極の選択を迫ります。
さて、パニッシャーは選んだのは・・・。
ところで、生身の人間の肉をかじるジグソウの弟とパニッシャーの対決では、パニッシャーが急所を蹴られても平然としています。女性監督だけに、痛みがよく分からなかったのでしょうか。
●旧作について
旧作の『パニッシャー(2004)』では、裏社会を支配する資産家の溺愛する息子がFBIによって殺されたことにより、その復讐としてFBI潜入捜査官フランク・キャッスルの一家を虐殺したことになっています。
家族を失ったキャッスルは、闇の資産家が法律では十分に罰しきれないことを知り、闇の私刑執行人パニッシャーへと生まれ変わるということで、本作と同じ流れとなるわけです。
もともとコミックではなんと『スパイダーマン』の脇役だったようです。スパイダーマンを犯罪者と思い込んで彼の命を付け狙うという設定です。
悪人とはいえ罪状にかかわらず私刑に処してしまうパニッシャーは、見方を変えれば殺人鬼とも言えるダーティなヒーローです。そんなパニッシャーがマーベル・コミュクで主役の座を掴んだのも、アメリカの犯罪が凶悪化していった世相と連動しているようです。
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