「前作よりイイ!」ジェネラル・ルージュの凱旋 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
前作よりイイ!
海堂尊のベストセラー小説の映画化第2弾。
“ジェネラル・ルージュ”(=血まみれ将軍)と呼ばれる緊急救命センター長に収賄の疑惑が浮上する。
前回の手腕が買われ、田口と白鳥のコンビが調査する事に…。
今回の見所は何と言っても、“ジェネラル・ルージュ”こと速水を演じた堺雅人。
不敵な速水を巧みに演じ、映画に最高のスパイスとなった。
クセ者・速水=堺とクセ者・白鳥=阿部のやり取りは目玉の一つ。
収賄疑惑と謎の不審死を巡る医療ミステリー。
ところが終盤、ある事故が起き、病院に多くの負傷者が運ばれてくる。
それまで反目し合っていた医師たちが、一致団結して負傷者たちを救おうと奔走する。
医師としてのあるべき姿が描かれ、なかなか心打たれた。
そんな最中性懲りもなく続く事件の真相と当事者たちの何と愚かな事!
その対比もイイ。
原作では第3弾もあった。(タイトル忘れ)
TVドラマでは映像化されたのに映画ではされなかった。
映画化してほしかったなぁ…。
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