カンフー・パンダ2のレビュー・感想・評価
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家族愛を感じるいい作品
息子と家族3人で鑑賞。
自分の一族に対して酷いことされたシェン大老に対して、過去のことは忘れて今自分がどうなりたいかと諭す…懐の深さ。毎回この映画にあるテーマには考えさせられる。
そして、家族の形は違えど、養子だろうが何だろうが、愛情があれば家族は家族とポーの義父のガチョウに教えられ。
義父の息子への想いやそれに答えるポーに感動する。
家族全員で楽しめる映画です!
孔雀が発明したのが花火だった
映画「カンフー・パンダ2」(ジェニファー・ユー・ネルソン監督)から。
アニメだろうが、やはり私は「カンフー映画」が好きだ。
2008年の前作は、アニメとは思えぬスピード感を楽しんだが、
今回は画像の美しさやリアル感がさらに私を喜ばしてくれた。
新たなる敵は、野望に満ちた「孔雀のシェン大老」。
その「孔雀」を、物語の冒頭で紹介するのだが、
「羽根を広げた孔雀」を「花火」に例え、
その「花火」とは、こういうものだという定義が気に入った。
「孔雀が発明したのが花火だった」と言い切り
「色と喜びをもたらす花火には、闇と破壊をももたらす力があった」と。
花火は「色鮮やかな華やかさ」と「それを見上げる人たちの歓声」を
連想してしまうが、違った視点では「消えた後の真っ黒な闇」と
「尺玉などが大きな音とともに破壊される、弾けるパワー」とも言える。
花火の明暗となる部分を「正義の味方」と「悪役」に振り分け、
的確に表現した導入部から、魅了された。
もちろん、今回も作品を陰で支える豪華な声優たちに驚きながら、
「アンジェリーナ・ジョリー」が吹き替えた「マスター・タイガー」の
ちょっとした色気が気になって仕方なかった。(笑)
それにしても、豪華な声優陣、みんな主役を演じる人たちばかりだもの。
字幕でJB希望。
今回の続編は3Dにもなったということで(私は2Dだったけど)
アクション満載の展開となっているけれど、いかんせん、前作は
字幕!で観たからこその面白さ(ポーはJB自身なんだから^^;)が
あったのだ。決して吹替えが悪いとかそういう意味ではないのだが、
(山口君も上手かったよん)やっぱり前作同様、2バージョン展開が
望まれるところだ…!3Dより字幕、字幕ですよねぇ!選ぶんなら。
今回は、ポーがすでに龍の戦士として完成してからの話。…なので
シーフー老師(だからあのキャラにソックリすぎ)からの伝授もすでに
ポーは全て会得している。なので…食べ過ぎ(饅頭は食べてるけど)
シーンはほぼ皆無^^;というかお遊び程度で、本筋はシェン大老との
闘いがメインに費やされる。。まぁこれが、面白いというより真面目
(当たり前なんだけど)すぎちゃって、いささか前作よりもつまらない。。
ポーの崩れ具合だとか、サボり癖だとか、そういうおバカな部分が
あんまり見受けられないのだ。。つまり、いつものJBらしくない!(爆)
彼の心身の成長を見るにはうってつけ、また前作から謎?だった父親
との関係(見てすぐ分かるけど^^;)など過去場面も手書きで挿入される。
展開としてはやや大人向け。
3Dで観ればそれなりの迫力が、アクションシーンと相まって楽しめる。
ただ、ベストキッドじゃないけど(爆)強くなってからの英雄の描き方は
やはり画一化しちゃうものなのかなぁ^^;というあたりで、ストーリーや
展開そのものに新味はなく、中~後半にかけてのポーの出生の秘密と
過去の苦難で引っ張ってラスト、現在の父親との感動的な場面…という
(毎回この親子は泣かせてくれる)当たり前ながら〆で完全に決めてくる。
だったら冒頭からもっとギャグで笑わせてくれても良かったんじゃないか。
あんな俊敏なパンダがいること自体、かなり楽しい要素になるのだから。
表情、台詞、テンポの良さ、痛快なギャグに加えて、豪華な声優陣!?
作品の売りはすべて観せてほしいもんですよねぇ。ファンとしては…^^;
これどう考えても第三弾、作るつもりのようです。今度は人情編かしら。
日本版も次回はJBで!(日本語をマスターさせるのは、ムリ?^^;)
(子供の記憶って戻ると正確。でも愛情は確かに育まれたわけですから)
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