「テンポ良さ!迫力、音響で文句無く楽しむならこれ!元気と勇気がもらえます!」マイティ・ソー Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
テンポ良さ!迫力、音響で文句無く楽しむならこれ!元気と勇気がもらえます!
3D映画は、ド迫力があって、その痛快さがたまらない!
原作は、神々の世界の王位継承に関する、波乱劇と言う何故か非常に人間臭い権力闘争劇
いや、家族の愛憎劇と言った方が正確か?原作は古代神話では無く、コミックらしいが、
監督はさすがケネス・ブラナーと言うだけあって、落ち着いた品格を作品全体に漂わせる本作は、単なる3Dの画面展開の迫力と、音響効果の迫力映画と言う代物では決してない。
キャラクターの感情の機微を旨く繊細に描く事に長けている監督の演出は、場面展開のテンポ良さに深みを添えるのだ。是非大スクリーンでこのやんちゃなソーを見て、この夏の
暑さを一時忘れて、楽しんで欲しい。もう一つ忘れてならないのが、ナタリー・ポートマンの役どころである。『ブラックスワン』で見せた彼女とはまた違った魅力が炸裂する。
えぇそんなに見どころ満載な映画、シネコンで、ど迫力画面をみたら興奮して暑さが倍増する?と言うかもしれないが、夏休みは、みんなでこの手の映画を楽しんで見る、それこそ夏の思い出作りに最高だ。そして、この映画、どこかで見た顔が、出ているではないか!!!
そうそう、わが邦画界の、浅野忠信、ハリウッドデビュー記念作でもある!
頑張れ、浅野!頑張れニッポン!! この作品に続いて2作品程ハリウッド映画に出演していると言う、浅野忠信さんであるが、浅野さんのスペシャルファンだけでなく、是非この映画を見た人たちも今後の浅野さんの活躍を応援したいとは思いませんか?
渡辺謙さんを日本人でハリウッド映画出演の草分け的存在とするなら、彼は丁度、米リーグで例えるなら、野茂投手であり、浅野さんには、是非球界のイチロウ選手のようにハリウッドでも今後益々大きく育って行って欲しいものだ!
是非この記念すべき、浅野さんのハリウッドデビュー作を味わって欲しい。
早川雪洲や、三船敏郎 丹波哲郎等のスターを是非超えるスターに成長する事を期待する次第である。