「まあまあ」セントアンナの奇跡 ダイさんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあ
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とりあえず全ての具材が生煮えで、味の方向性もボンヤリした創作料理のよう。
あらゆるプロットの回収が総じて雑な気がする。
なんだか総集編を見させられている感じがした。
以下意味不明と感じた点
仲間を直接殺された訳でもないのに、何故何十年も恨み続けられるのか。
身を守るために渡された拳銃で丸腰の相手を撃ったらダメでしょう。
しかも確認も無く、問答無用でいきなり撃ち殺すのは変じゃないか。
アメリカでは郵便局員は窓口に立つ際、常に銃を手元に置いているのか。
ジョンタトゥーロと、ジョンレグイザモの役柄が彼等である必要性。
アンジェロ自身が新聞を拾う必要性。
ドイツ版東京ローズのくだりは必要なのか。
小屋でドイツ兵を撃った際、近くで聞いていたビショップは何故すぐ駆けつけなかったのか。
眠れる男が怒るくだりがショボイ。安全な本部に連れて帰ろうとした黒人士官の首を締め上げるだけでお終いって。そもそも眠れる男を怒らせたのはドイツ軍じゃなかったの。
殺人の保釈金が200万ドル払えば即免罪って、アメリカの司法制度が問題でしょう。
以上、色々と書きましたがキャラクターや時代考証、多言語の使い分け、問題提起などキラリとひかる部分もちょくちょくあるだけにまとまってないのが残念な作品。
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