「蟹座の癌患者」私の中のあなた クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
蟹座の癌患者
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家族の亀裂だと思っていたことが実はホントの家族愛の結論だった。この5人家族は皆それぞれ愛おしい。
母を訴える娘アナ。有能な弁護士まで雇って訴訟を起こす彼女の動機は何だったのか。
訴えられる母サラ。裁判に持ち込んでまでも娘を退けようとする彼女の源は。
父ブライアン、兄ジェシーは彼女たちの「争い」を傍観しながら、実はその本音を一番よく知る少数派男子。
そして白血病患者ケイト。母も妹も大好き。なのに裁判している。でも大丈夫、みんな大丈夫。私は女の子、お化粧したいし彼氏も欲しい。でもいつも一緒にいたのは家族。
邦画「くちびるに歌を(2015)」で、合唱部でソプラノを担当する男子の手紙を思いだした。「兄がいたから僕もいる」あの兄弟よりもダイレクトに支え合う兄弟、ケイトとアナ偶にジェシーの献身さに涙するでしょう。
一番泣けたのは、ケイトがあるパーティーに行く前におしゃれするシーン。母や伯母がケイトの写真を撮りまくる所で、これが彼女の最期のおめかしなのかなと思うと、涙腺ダムが決壊しました。
久々に観たCディアスの力強い母親に感動。アナ役のAブレスリンとか、こんなすごい子役居るのに他もすごいのいるなぁという、アメリカ子役界の層の厚さを知った。
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