劇場公開日 2009年4月25日

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「消えゆくオヤジ像」グラン・トリノ okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0消えゆくオヤジ像

2014年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

幸せ

欲深い家族に不信感を抱き、異なる民族、近所の他人に人間らしさをみつけ親近感を抱く。理解されにくい頑固オヤジと内向的で素朴な青年タオが心を通わせていく。グラントリノ、戦争の記憶、宗教、民族、タオの姉、タオの成長、その他とパーツが多い。多すぎる。
内向的で社会との折り合いが付かない青年、という設定のわりにタオは闊達である。見ていくうちに何も問題ない青年のように印象が変ってしまう。それこそがリアルなのかもしれないが、ふり幅がないぶん成長物語は流れてしまっている。
銃撃されてばったり倒れたあれは、十字架だろうか。
ノスタルジックなオヤジ像は、日本もアメリカも近いものなのだと知った。

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okaoka0820