「古き良きホワイトの生き様。と死に際。」グラン・トリノ DKさんの映画レビュー(感想・評価)
古き良きホワイトの生き様。と死に際。
頑固で老害なウォルトが、隣人タオとその家族のイザコザへ巻き込まれていくストーリー。
その中でもウォルト一家の息子たちとも家庭を巡り不仲になる中、奇しくもヴィンテージカーのグラン・トリノを盗もうとしたタオ家に本当の家族の居心地の良さを感じる。
そして、チャイニーズヤンキーのヤバさや、戦争上がりの老人のヤバさ、強さを垣間見た。力強さと言うのかな。
最後のウォルトの死に際は、男として天晴れで、やったらやり返される世界で、映画を観ている終盤で、これは誰が悪くて何をすればハッピーエンドなのか疑問に思っていたが、手ぶらで向かう潔さは、素晴らしく漢。
その死に際がカッコいいから、クリントイーストウッドはカッコいいんだよな。
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