ハピネス(2007)

劇場公開日:

ハピネス(2007)

解説

「八月のクリスマス」「四月の雪」のホ・ジノ監督が、「サイボーグでも大丈夫」のイム・スジョンと「甘い人生」のファン・ジョンミョンを主演に描くラブストーリー。肝硬変を患った男ヨンスは、派手な都会生活を捨てて田舎の療養所に入所する。そこで重病に冒される女性ウニと出会い、陽気なウニに励まされ元気を取り戻すが……。2008年9月の「韓流シネマ・フェスティバル2008ラブ&ヒューマン」で上映後、単独で劇場公開。

2007年製作/124分/韓国
原題または英題:幸福
配給:エスピーオー
劇場公開日:2008年12月20日

その他の公開日:2008年9月27日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.0前半が幸せだと悲劇が待ち受けるのは必然

2015年4月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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松井の天井直撃ホームラン

3.0“青い鳥”をさがしもとめて彡彡

2009年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

作品としては
よくできているけど、
男だから我慢できたけど、
女性目線から見たら我慢できるのかなぁ・・・

上映終了直後、
わたしの前席に座っていた
熟年夫婦の御主人が「フェリーニの道だな」と呟いていました。
おそらくラストシーンのカット割りの構図のことだと、思われます。

さて本題。
韓国映画なので
唐突にカップルになってしまうのは許せます(苦笑)

ただ、女性の登場人物像が
男性から見た理想像に偏りすぎている気がしたのです。

・女性にはこうして欲しい
・こんな女性がいてくれたら幸せ

監督の願望が前面に押し出されている気がして違和感をぬぐえず、
本来であれば、涙を流すはずのクライマックスも、気持ち眼が潤んだだけでした。

◇   ◇

〈 生き尽くしたい 〉
〈 天才は努力家に勝てず、努力家は楽しむ人に勝てない 〉

作品タイトルどおり
“ハピネス=幸せの形”を
お客様にも考えてもらう、そんな作品でした。
エンディングでも明確な答えは提示されません。
あくまで作品は考えるキッカケにすぎず、作品を
踏まえたうえで、お客様もあなたにとっての幸せを
今一度、考えてみませんか?そんな作風になっています。

・今、この瞬間を楽しむこと
・未来(老後)の幸せな暮らしも思い描くこと

『僕の生きる道』(03)関西テレビ製作
草なぎくんが主演したDVDを購入してしまったほど
大好きなドラマですが、これは永遠のテーマでもあり、
切り口を変えれば、いくらでも作品を作ることができます。

“死”
“自分の居場所”
“隣の芝生は青い”
“幸せは人それぞれ。あなたにとっての幸せはなんですか”

偶然にも両作ともに、
余命いくばくもないにも関らず、
愛しあう男女が居を同じにします。

それは幸せを求めたヒトツの形。

ただ、今作に関していうと、
たった一人を残し、現在進行形の形で
幕を下ろしますので、誰一人として、
幸せを見つけられぬまま終わってしまった気がします。

ヨンスは、彼女ウニとの
約束を最後には守りますが、
ウニの晩節は決して幸せではなかったはずですから・・・。

◇   ◇

ヨンスとウニが
最初で最後の、遊園地で
デートをするシーンがあります。

病的にはしゃぐヨンスと、
それを眺めて涙を頬に伝わらせるウニ。

このシーンを観て
何も反応を示さない人がヨンス派、
涙を流さずには入られない人がウニ派でしょう。

小生は、
ヨンスに対し
「ウニの気持ちも考えてやれよ」と
憤りを覚え、ウニが流す涙に対しては、
あまりにも残酷すぎて、逆になにも反応できませんでした。

☆彡     ☆彡

映画に求めるものが
“観終わったあとの心地よさ”で
あれば、今作は、絶対にお薦めできません。

“人生におけるキッカケが欲しい”
そんな人にはあっているかもしれません。

秀作だろうけれども
秀作とは言い切れない。
なんだかとてももどかしい作品でした。

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septaka

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