「急がば回れ、がんばれシャマラン」エアベンダー チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
急がば回れ、がんばれシャマラン
シャマラン応援隊のチャーリーです。
全三部作ということですけど、続編は製作されるのかなぁ?
私、シャマラン、好きなんですよ。どんでん返しばかりが強調されますけど、その根底には常に人間の成長が描かれているんだと私は思っています。『シックス・センス』だって、『サイン』だって、『ヴィレッジ』だって、『レディ…』だってそうでした。その意味では、今回の作品ではアンがどのようにしてアバターとしての運命を引き受けていくかというところがメインテーマなんだろうと思います。実際、終盤にアンが皆に迎えられ、舞いでそれに応えた時の表情とそこにズームで寄ってみせるシーンには、鳥肌が立ちました。
しかし、如何せん、そこに至るまでの各登場人物の描き方などが急ぎすぎだった感じは否めません。そこが今回の作品の残念なところでした。
基本的に描く世界が非常に大きいということがあると思います。観ていて私は『ロード・オブ・ザ・リング』を思い出しましたし、それに匹敵する壮大な世界を描こうとしているんだと思います。それゆえ三部作として構想されているんだと思いますが、正直に言えば、これ、三部作でも短いと思います。いっそのこと倍の六部作ぐらいにして、もっとゆっくりと丁寧に描いていけば、名作にもなり得たのではないかと思います。
なので、これはシャマランが悪いんじゃない! プロデューサーの問題だ! ということで、シャマラン応援隊! 活動続行であります! がんばれシャマラン!
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