トランスポーター3 アンリミテッドのレビュー・感想・評価
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理屈ぬきで楽しみました。
前作が面白かったので「今回は…?」と半分疑いつつ、行ってみました。
しかし、フランクは裏切らなかった!。
前作以上に楽しめました。
カーチェイスの疾走感と、主人公のYシャツ・アクション(?)、そして愛車から離れられないドキドキ感。
水の中でも、激走列車の上でも、フランクと愛車アウディのパワーは凄いです。
「現実にはありえないでしょ?」なんて、余分な考えを持つ暇を与えず、フランクが「俺を信じろ!」と言えば「はい」と、素直に楽しんでしまいます。
暑さも日常の細々も忘れられた103分でした。
ひとつ気になったのは、主人公がマシンガンを連射するシーンが、ちょっと不似合いな気がしました。
プリズンブレイクのロバート・ネッパーが、それほど恐ろしくなくて、ちょっとホッとした様な…。
同行の友人は「100てん!」と言っていました。
何がアンリミテッドなんだか。
☆
僕の中ではシリーズ最低作品。
予告の後に上映が始まると、
映像のピントがあってないということもあったりして、なんだかな。
いやな予感。
今までもルールはあってないようなものだったが、
ただそれに手首の罠の足枷を加えるアイデアだけで、
脚本には相当なヤッツケ感が漂う。
観ていて依頼人が何をしたいのかが分からない。
依頼人の目的があれならば、運びを依頼する意味はあったのか?
運ぶ必要があったのか?
目的を達成して律儀に送り届けるようなヤツラではないでしょう。
必要があったのならあれだけ手下がいて、
どう考えても自分らで運んだほうがよかったのではないか。
フランクのことをある程度は調べていたようだが、調べた結果、
運びを依頼しない方が賢明だろうと思わなかったのか、
不思議でしょうがなく、ラストも間抜けすぎて、泣けてくる。
そもそも脚本なんてどうでもいいとは思っていましたけど、
格闘シーンでのスロー&ハイスピードの使い方はまだいいが、
カーチェイスでのハイスピード映像の多用は、
同じジェイソン・ステイサム主演で続編も公開される
“アドレナリン”に見えてきてしまって、
安っぽく見えてしまっていただけない。
金をかければいいわけじゃないが、
実際シリーズ3作目なのにかなりケチってそうでもある。
格闘シーンのシリーズでお馴染みの
シャツを使ったアクションは相変わらず楽しいが、
これまでのオイルまみれや、
ホースを使ったような面白いアクションはない。
アイデアがない。
主人公とヒロインのダラダラと続くやり取りは、
面白ければいいが、ただただ退屈。
湖での脱出、救出シーンは面白かった。
☆
パワーアップされたカーアクションが凄いです。敵ボス役のロバート・ネッパーの登場で予測不可能な悪意を見せつけていました。
『トランスポーター』シリーズは、『TAXi』シリーズ等で知られるリュック・ベッソンが製作・脚本を手掛けたカーアクション映画です。
リュック・ベッソンは、最近自らのプロダクション、ヨーロッパ・コープを通じて、日本でも矢継ぎ早にアクション作品を公開しています。
主人公の元特殊部隊員フランク・マーティンはプロのトランスポーター(運び屋)。黒いBMW735i(E38)を駆り、どんな依頼品もそのドライビングテクニックで頼まれた時間に正確な目的地へと運ぶ。フランクは依頼品を運ぶにあたり、以下のようなルールを掲げていたです。
1. 契約厳守
2. 名前は聞かない
3. 依頼品を開けない
しかし、シリーズではどれもこのルールを破ったことがきっかけで、フランクは様々な事態に巻き込まれてしまうのです。本作に至っては、3項目とも全部破った上、運ぶべき『商品』からの誘惑にも答えてしまい、いたしてしまうのであります。
ちなみに、フランクは特殊部隊歴5年を持つだけあって各種格闘戦に長けます。本作でも、多数の敵を鮮やかな格闘技でスピーディーに倒しておりました。但しよく見ると相手には先制第一撃のみ。絶対に致命傷は負わせないのです。これもやはり自らに課したルールなのでしょう。
リュック・ベッソンが絡む作品は、カーアクションが売り。今回もベンツなど高級外車が惜しみなくクラッシュします。見せ場も多数!なかでも凄いと思ったのは、2台のコンテナトラックの隙間を、フランクが愛車を斜めに傾けて2輪だけですり抜けるシーンと、陸橋からダイブして走る列車の屋根に、車ごと飛び乗るシーンです。見ていて鳥羽肌が立ちましたね。
冒頭から、フランクの自宅に突如車が飛び込んでくるなど、全編ほぼノンストップでアクションシーンが続いていきます。やはり今回の車から20メートル離れると自爆するという設定は、本編のアクションにも効いていたと思います。フランクはそのハンデを、副題の「アンリミテッド」!と感嘆するくらい、人間離れした方法で乗り越えていくのです。 一時肝心の車を奪われたときなんぞ、自転車を奪って追いつく執念深さでした。
アクションの余り早い展開に、置き去りにされそうなところもありました。本作は、アクション志向が強いためか、背景の環境問題やヒロインのヴァレンティーナとの人間ドラマはも、おまけ程度です。
但しヴァレンティーナは、風貌からしてロシアのあばずれ女のようだし、さんざんフランクを困らす小悪魔みたいな存在でした。それがラストに近づくにつれて可愛らしくなっていくのは、演じているナターリア・ルダコワが、ヴァレンティーナの女心を良く掴んでいるからでしょう。伊達に直々にスカウトされたわけではなさそうな逸材でした。
それと主役を喰っているのが、悪役のボスとして助演しているロバート・ネッパーです。彼が悪役で登場すると小賢しさと同時に、予測不可能な悪意を感じさせます。ヒース・レジャー亡き後、もしあのジョーカー役をカバーしうる俳優となれるのは、ネッパーじゃあないかと思います。
セーム・シュルトVSジェイスン・ステイサムの対決シーンも見応えありました。シュルトの前では、さしものステイサムも小人のような体躯に見えてしまいます。そのハンデを克服して、シュルトを倒してしまうところも必見ですよ。
最後に一言、クールな運び屋のはずが、ラストではある女とラブラブになっちゃうんですね。あれほど拒絶していたのにですぞぉぉぉ!鼻の下を伸ばしちゃって、警察署長と3人でつり三昧で、そんな呑気でいいんかいフランク!
期待を裏切らないシリーズ物 (すごく貴重)
試写観る前からレビュータイトル決めて、結果このまま無事採用。
裏切られません、本当にハズレのないシリーズです。
シリーズ3くらいになると、つまらなくなる例も多々あります。
本作全く、テンションは下がりません。むしろ上がり気味。
映画はいつも通り、クルマ、美女、格闘、とワケ有り依頼品
この組み合わせで進行するのはお約束。
いつものブラックスーツ、ホワイトシャツに結びが甘いブラックタイ
衣装もこれ以外は絶対ダメであり、戦って乱れたらすぐ直す。
自分のルールを守る律儀さが、服装のエチケットにも厳格に表れます。
キャラクターの設定が魅力的で秀逸、シリーズ物の要ですね。
そして今回の罠は『愛車から20m離れると爆死』。
この条件のおかげで、行動、格闘、思考に制限を受けるのですが
そこを、考えられうる最上の方法で条件をクリアし爆死から逃れる。
『クルマと離れない』ことが、こんなに面白い展開を生むとは思いがけず
感心興奮しユーモアも漂っていて、こんな極上の罠はありません。
アクションシーンで自分、こんな風に唸ってました
『うんうんうん、おーーあおーースゲーーーんがががーーふぅふぅふうー』
最後には、凄すぎて緊張が長続きできずに笑うんです。うれしくなります。
本作はいつも後ろに座る人も、前列大画面で『すげーー』って唸ってほしい。
アクションかっこいー!!
車から離れられなくて、自転車で車を追いかけるところ!最高!!
でも、凄い方向感覚。
水中の脱出も、まーよくぞ冷静で。
ラブシーンは、必要ないかな。
全体的にハラハラドキドキ。面白かったです。
トランスポーター3/アンリミテッド
前作、前前作とスピード感あふれるストーリー展開と迫力のあるスリリングな映像で大ファンになりました。前作よりさらにパワーアップした本作を早く劇場で味わってみたいです。
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