劇場公開日 2009年6月6日

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「とりあえず字幕は必要」ウルトラミラクルラブストーリー スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5とりあえず字幕は必要

2015年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

まず普通に見ようとしたら、津軽弁が全然意味分からなくて、字幕有に変更しました(笑)
私もそこそこの田舎育ちですけど、津軽弁恐るべしです・・・。
しかしさすがは青森出身の松山ケンイチだけに、まあ正解かどうかは分かりませんけど、物凄くナチュラルな津軽弁に聞こえました、おかげで相当台詞が理解できませんでしたけど(苦笑)
舞台も青森、横浜監督も松山ケンイチも青森出身、まさしくザ・青森ムービーでしたね。

で、内容の方はと言うと、ある程度覚悟はしていた、と言うかだからなかなか手が出なかったところもあったのですが、やはり凡人の私には理解不能なストーリーで、半ば呆気に取られてしまいました。
一般に言うラブストーリー感は皆無、でもファンタジーと言う訳でもなく、ゆるゆる系と言う訳でもなく、かと言ってコメディと言った訳でもなく、まあとにかく独特過ぎて、横浜聡子監督作品初鑑賞者としては、いまいち理解し難い部分が多かったですね。

主人公・陽人の異常なまでのテンションの高さも、正直イラッと・・・。
真っ正直な人間性は分かるのですが、知的障害者ではなく脳が普通の人より小さい?その辺の不思議設定からして、なかなか入り込めなかったです・・・。
逆に麻生久美子が演じた東京から来た町子先生は、魅力的な部分は見た目だけだったことも印象には残りましたけど。
無農薬がいいか、農薬入りがいいか、みたいな対比でもあったのかな?

その辺から、後半の農薬を浴びて云々に繋がって行ったのでしょうか。
でも終盤の展開はウルトラミラクル過ぎて、凡人の頭では付いていけなかった・・・。
そして最後は何なんだ!
いろいろな解釈は出来ますが、どれも正解なような不正解なようなで・・・いかにも通向けな映画って感じがしましたね。
役者の魅力で何とか見れましたけど。

スペランカー