シリアの花嫁のレビュー・感想・評価
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軍事境界線を越えての結婚は家族と二度と会えないことを意味します。宗...
軍事境界線を越えての結婚は家族と二度と会えないことを意味します。宗教的な意味合いもあり難しい作品ですが、感動はひとしおです。
2014.5.7
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シリアかぁ・・・
今のシリアの現状を知る者としては、この映画はおいそれと語ることは難しく感じますね・・・
花嫁がずっと不安気なのが印象的です。
自然にそこにあるはずの家族に、外的な要因で無理やりにも楔を打ち込まれ、そしてまた今度も引き裂かれる。それをなんとかまたつなぎ合わさろうと皆がもがくけど、簡単ではなくて・・・ 確かにこういったことってどこの家族にも大なり小なりあるのでしょうけども、花嫁になることに、ここまでの決意と忍耐を強いられることは、そうないのだろうと思います。
国自体が抱える悲劇を扱う作品は、これまでにも多く見てきましたけど、それらの中では、かなり無理をせず、そして誇張もせずに、普通の日常の苦悩を描いていることが好感を持てましたね。
花嫁さん、今、どうしてるかなぁ・・・
結婚は。。。
スローな話の展開が何となく気持ち良かった。
平和な日本では考えられない、宗教や文化・民族間の違い、あと何百メートルかで異国なのになかなか超えられない国境。。。
その中でもなんとか未来に向かって進もうとする人々の姿に、日本人にはないたくましさを感じました。
少し前に見た「キャラメル」の中に同じ台詞が出てきたのにも感激。
「結婚はスイカみたいなものだ。割ってみなければわからない…」
…なるほど。
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