「全5作ここまでアベレージの高いシリーズはないと思います」ソウ5 モウリさんの映画レビュー(感想・評価)
全5作ここまでアベレージの高いシリーズはないと思います
11日虎ノ門ニッショーホールにて試写会。毎年恒例、SAWの新作を観て来ました。このシリーズは低予算映画といいながら、脚本が緻密かつ洗練され、どの作品も十分に満足できる仕上がりになっています。勿論、作品の出来としてはやはり最高傑作の「1」には適いません(このラストは、リングの貞子がテレビから出てきた時と同じ位の衝撃を受けました!)。また、一部の批評家の間では「作品が回を重ねるごとに作品の質が低下している」とのことですが、私としては十分に期待以上!レベルの高いシリーズであるが故の、前作以上を過大に期待されてしまう宿命(スティーブン・スピルバーグ作品のようなもの)、贅沢な悩み程度として聞き流してもいいのではないかと思った次第です。
「5」でもやはり主役は「3」で死んだジグソウです。本作は過去の回想シーンや、当時のエピローグを中心に展開する故、初めてSAWを観る方には訳がわからずオススメできません。そのような方はぜひ、前の4作をレンタルで一気に観てから劇場に足を運んでください。
あるいは映画会社の方はマーケティングの一環として、前4作を一気に劇場で格安価格にて一気に上映してみては如何でしょうか?おそらく、まだSAWの魅力に触れていない新しい顧客を開拓できるのではないかと思います。ぜひ、お試しあれ・・・。
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