「欲しいのは「安定」か「刺激」か、その両方か。」それでも恋するバルセロナ belleさんの映画レビュー(感想・評価)
欲しいのは「安定」か「刺激」か、その両方か。
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」という
チャールズ・チャップリンの有名な言葉があるけれど、
ウッディ•アレンの映画がまさにソレ。
安定した結婚生活にいると、刺激が欲しくなる。
自由奔放な恋愛にいると、安定や保証が欲しくなる。
官能的な男は、あちこちの女の情熱に火をつけるだけで、
1人の女に落ち着くタイプの男ではない。
くたびれた男(ファン•アントニオ)は決してイケメンではないし、
なんで、そんな男に?と思うけれど、
普通の男にはない破天荒さがあるし、
女性の官能ボタンを押すのもうまかったのだろう。
ラスト、同じ男に翻弄された2人の並びの顔が良かった。
ウッディ•アレンは、この表情を撮りたかったんだろうなぁ。
退屈な結婚生活に安定するか、痛めつけあう恋愛に溺れるか、
あなたはどっちを選びますか?
そういう映画でした。笑
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