「映画で復讐…最高なナチ狩り痛快作!」イングロリアス・バスターズ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
映画で復讐…最高なナチ狩り痛快作!
DVDで2回目の鑑賞(字幕)。
ブラット・ピットが率いるスーパークレイジーなナチ狩り部隊「バスターズ」と、ユダヤ人狩りを逃れナチスへの憎しみに燃えるユダヤ人女性が繰り広げる壮絶な復讐劇を、クエンティン・タランティーノ監督がたっぷりの映画愛と共に過激且つブラック・ユーモア満載で描いた痛快娯楽大作。
戦争映画だからと言って深刻さは全くナシ。怒涛のクライマックスまで破竹の勢いで爆走する最高のエンタメでした。
タランティーノ作品特有の、過激さの中に不思議な痛快さがあるバイオレンス描写を随所に挟み込みつつも、戦争映画でありながら、殆どを緊迫感のハンパない丁々発止の会話劇で構成しているところが特筆すべき点ではないでしょうか。「このままだと正体がバレてしまう!」とか「早くどっか行けよ!」とかモヤモヤ・ドキドキ・ハラハラの連続でした。
クリストフ・ヴァルツ演じるユダヤ・ハンター、ランダ大佐との対決が本作の見どころのひとつ。ヴァルツがその年の各賞を多数受賞したことも納得の名演でした。
全てを掌の上で転がし上手くいったと思い込んだところをブラピたちにお仕置きされるラストが痛快。いけすかない野郎がまんまとやられるのはどんな時も最高!
映画愛に溢れているタランティーノ監督だからこそ、映画館とスクリーンとフィルムを使った壮絶な復讐劇と云う展開は若干の悲壮感を伴いながらも痛快無比の名場面でした。
計画がまんまと成功しちゃうのはご愛敬で、初めて観た時は驚きに口がアングリ。「そう来たか!」みたいな。まさか史実をねじ曲げて来るとは思いも寄りませんでした。
※修正(2023/08/27)
syuさん、こんばんわ~
この映画、映画館で観て以来見てないので、忘れてしまってます!(汗)
一応、今回のワンハリのためにwowow録画しておいたのですが、いまだに見れてません・・・
タランティーノの手にかかれば視点がずいぶん変わるもんなのだな~と自分のレビューを読んであらためて感じました。