BOY Aのレビュー・感想・評価
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息子の嫉妬
当時はアンドリュー・ガーフィールドの認識も無く鑑賞、暫くしてから本作に主演していた事に気付いたけれど、初めて観た時に感じた胸糞悪い感覚は薄らぎながらも主人公に共感する部分は皆無、残酷な真実が明かされたにしろ一人位は寄り添う奴が居ても、映画的に煽った終盤の演出が悲観的にもワザとらしい。 息子と父親の関係性から過剰に思える描写に萎えてしまう、リアルを追求しない物語と周りが薄情すぎる演出、実際に起こりうるような事柄を安易に描いているだけに思えてしまう、救うも救われるも自分次第で受け入れるのかは社会次第、自分の過去が他人のように後悔するのは自分の為、損をするのは被害者だけなんだ、結局は。 公開当時、旧チネ・ラヴィータにて鑑賞。
過度に衝撃作を期待しすぎた
「少年A」をメインに映画をみていくと、結構彼に都合のいい話になっていていやでも彼に同情的にならざるをえないという。 大人になってからの彼の動きがやけにぎこちないのも気になる。小さい頃の家庭環境に難ありっていうのもありがち、というか。 彼自身も何らかの障害をもっていた、と想像するべきか。 更生した人間を晒し者にしたところで、再犯の危険を助長するだけで何のメリットもないことは頭では理解出来ても・・・
終わり方には賛否両論
社会に怯えながら慎ましく生きようとする、儚げで健気でとても繊細、見ていて心がいたくなります。 日頃ニュースや新聞を見つめる私たち第三者にとっての印象と、当事者の印象は当たり前ですが違います。これも現実の一つなのでしょう。 映画ですから、かなり繊細で美しく描きすぎているようにも見えます。そして、人によってはただ悲しい。この映画が何を訴えたいのか分からない人もいると思います。 音の入り方や映像、個人的に好みです。 友人はエンディングが嫌だったらしいのですが、私は良かったと思っています。 ストーリーだけを見たらそこまでかもしれませんが、描き方がとてもすてきでした。一人でしっとりと観て、見終わってからいろいろと考えを巡らせてみるのをおすすめしたいです。
先入観なしに観て正解☆の傑作
予告も、レビューも何もみないで観てください。 自分の心が、どう揺れるのかを感じてください。 情報に踊らされる事無く、自分が見て感じた「彼」を受け入れてください。 あなたにとって、「彼」はどんな人物でしょうか? 主演のアンドリュー・ガーフィールドは文句無しの逸材! すばらしい演技力は必見☆です。
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