ゾンビ・ストリッパーズのレビュー・感想・評価
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アワアワ・チューバッカ
こんなおバカなB級ゾンビ映画なんて、さっさと見てしまおう。と、観始めたら止まらない。冒頭のニュース映像から笑いこけてしまった。四期目の当選が確実となったジョージ・W・ブッシュ。ついでにシュワちゃんにも一票入ったとか訳の分からぬニュース映像。大統領になったとたんに作った法律は“人前でヌードになるな”というものだった。アメリカはあちこちで戦争しているため、慢性的な兵士不足。そこで死んだ細胞を活性化するウィルスを開発したのだ!死んだら恐怖心もなくなり、スーパー兵士になれるんだと、都合のいい話ばかり。
そんなウィルスを開発した研究所内にもウィルスが蔓延。元々は実験台はホームレスとか不法移民だったのだが、伝染のたびに劣化することもわかってきた。そこへ掃討作戦で飛び込んできた兵士たち。彼らの会話だけでも十分笑えるのですが、「オサマ・ビンラディンが米国で暗躍している」「無視しておけば何とかなる」とかの合言葉には大爆笑。作者はかなりブッシュが嫌いだとも思えるし、それをゾンビ作品にどう生かすのか・・・
正直言うと、感染兵士がストリップ小屋に潜入した辺りからしばらくはつまらなかった。しかし、馬鹿な観客がゾンビ化したストリッパーに歓喜してからは笑いが止まらない。もはや何を風刺してるのかさえ理解不能に陥ってしまう。
かなり平和なゾンビとも言えるかもしれないが、かぶりつきの観客だけは個室に呼ばれ、やがて感染させられる運命。ゾンビの力は強いという定番もありながら、無茶し過ぎの肉体引きちぎられの刑。隣の研究所はどうなってるんだ?などと編集のお粗末さなんて忘れてしまうくらいグロさを楽しませてくれる。
ストーリーもハチャメチャながら、ネブラスカからやってきた純潔少女(とは言ってもアラサーっぽい年齢)がばあちゃんの人工肛門の手術費用を稼ぐためにストリップ業界に飛び込んでしまったという軸がある。しかし、何も意味を為してない。あるのは熱心なキリスト教徒というだけで、ここでもブッシュ批判を続けていた・・・
ゾンビがストリップしてる映画がとにかく撮りたかったんだろうな〜とい...
ゾンビがストリップしてる映画がとにかく撮りたかったんだろうな〜という感想しか
とにかく監督?脚本がやりたいことをつめこんだ感じで
熱意は感じられました…
たまにくだらなさすぎて、笑えるシーンもあり!
タイトル通りのあらゆる意味で期待を裏切らない映画でした
感動的なくだらなさ
面白い。って言うより、下らない。
しかし“感動的”に下らない(笑)
ゾンビに咬まれた兵士が逃げ込んだ場所が秘密のストリップ小屋。
咬まれてゾンビ化したストリッパーが激しいダンスをすると、ノー天気な客が大興奮するが…とゆう話。
もうお馬鹿丸出し(笑)
一人一人のキャラクターが最高!
ロシア訛り丸出しの元ストリッパー。
ライバル同士の2人によるキャットファイト。
そしてパコの1人『ワイルド・パンチ』(笑)
一応最後にゾンビウイルスが何故ばらまかれたか…との説明が入るが、そんな説明ははっきり言って要らなかったなぁ〜。
最後までノー天気で突き抜けてくれたら満点献上してしまったかも(笑)
ホーリー・チェット!
(2008年10月12日銀座シネパトス2)
作りゃいいってもんじゃない
この所ゾンビ作品が蔓延してるが何でもかんでも作ればいいってもんじゃない。
しかもコメディでしかも笑えない。ストリップ嬢がゾンビになったぐらいで後は適当に作り、小さな空間で物語が進行、本当に適当過ぎます。話の流れを止める人があれば割と楽しめたのかも知れないが中途半端な流れで最後まで進むから厄介だ。
お客もストリップを見にきてるのか、激しいダンス見にきてるのか、しかもそんな位でお金投げるなよって思ってしまった。
ゾンビはもう暫くはいいです。ジョージAロメロ以外。
徹頭徹尾バカ
どう考えても、酒飲みながらダベってる間に思いついた企画としか思えない映画(笑)。でも、ストーリーはいい加減だけど、ゾンビのメイクや、各種特殊効果はご立派。ジェナ・ジェイムソン扮するNo.1ストリッパーにして、恐怖(?)のゾンビ・ストリッパーの魅力に抗えず、嬉々として次々と犠牲になるバカな男たちもGood!
何も考えずに1時間半楽しめる映画です。
深い深層心理、ただのB級ホラーではない!
この映画、
ただのB級ホラーと思って観ても良いけれど、
それだけじゃないと
私には思えました。
ゾンビに噛まれ、ゾンビになりかけの
ゾンビ討伐隊の兵士が、
秘密地下組織のストリップ劇場へまぎれ込み
そこで、ストリッパーを襲い、
ゾンビにしちゃっいます。
ところが、
ゾンビとなった
ストリッパーの踊りは観客を虜にすることになり
ストリーッパー達は
誰も彼もストリーッパーになろうとします。
この、ストリッパーの深層心理は、
ネットでヒット数を伸ばそうとして
はやしたてる観衆の声に踊らされて
肌をあらわにして
脱いでしまう心理に似ているような気がします。
我々は、いつも偏った狭い世界で生きがちです。
ともすれば、偏った考えの狂信者や
誤った考え方によって
操作されている危険性があります。
この映画は、
そんなことを気付かせてくれたような気がします。
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