劇場公開日 2010年12月11日

「死と愛と性」ノルウェイの森 モリさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5死と愛と性

2011年11月18日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

村上春樹のベストセラー小説を、ベトナム出身で主にフランスで活躍するトラン・アン・ユン監督が映画化。監督はフランス語翻訳を読んで映画化を決めたという。

小説の映画化のキモは、ずばり“省略”。原作のどのような要素をバサッと省いていけるかにつきる。その意味で『ハリー・ポッター』は大いに成功したが、『ノルウェイの森』も良い感じだ。

監督、撮影、美術、編集、音楽とすべて外国人がスタッフを務めた作品であるが、何も違和感を感じない。聞けば、優秀な通訳者が現場にいたという。

作品のテーマは死と愛と性。それらをうまく絡ませてある。

モリ