マダガスカル2のレビュー・感想・評価
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アイデンティティと向き合う動物達
当時試写会で鑑賞。1作目より深い。
踊るのすきすきが前回とは違い玉木宏の声メインでとても楽しかった記憶がある。
1作目では自分達の種族には出会わなかったが、舞台がアフリカとなり、本当の自分達のルーツにたどり着く。
生き別れた野生の家族と出会って交流してもなお、飼い慣らされた感性が勝ち、狩りではなくダンスをするアレックス。
同じ種族に会った時、個性だと思っていた能力を皆持っていたりむしろ劣っていたりして、井の中の蛙大海を知らずだった自分達に凹むキリンカバシマウマライオン。
そして、周りと違っても自分だけが抱く心の声に素直に向き合い行動するまでの変化の過程が良い。
同じ人種でも、全て同じではないし、人種を超えた友情もあるし、その中でみんな個性を発揮していく。
人間も動物も同じで、群れる動物だからって全く同じことを考えているわけではない。そこが面白い。
生き別れた家族と会えて、家族の厳しさも温かさも味わえたアレックスに比べ、キリンカバシマウマはトラブル続きだった気がする。そして怪力おばさんが怖すぎ。
マダガスカルに及ばないアフリカ。
1作目を観ていたので、今作も観てみた。
結果。。
個人的には1作目の方が数倍良かったなぁと思う。
なんというか…。
前作での、既視感ありありの展開^^;ながら
そこそこテンポよく描かれていた彼らの生態が、
今度はアレックスが生まれ育ったアフリカへ…という
特に変わり映えのしない場所へと落ち着き、
それでは中身で面白く迫るのか…?と期待するも、
うぅ~ん…いま一つ面白くない。眠気が襲ってきた。
彼らそれぞれの性格や趣向に焦点を合わせ、
え?メルマンってそうだったの…?^^;みたいな
新味をもたせてはいるが、それでいっぱいいっぱい。
ぺンギンズの悪知恵大作戦、今回もかなり面白いが、
他のキャスト達の笑わせ部分を彼らが背負わされx
やはりこれは、脚本の淡白さが原因だろうと思った。
もったいないなぁ…。
ライオン同士のバトルをダンスバトルと勘違いしたり、
あの怪力婆さんが出過ぎというほど登場してきたり、と
勘違い性に笑いの要素をたっぷり含んでは、いる。
いつもながら残酷性に容赦なく力を注いでも、いる。
でも発展性のない2作目を公開する必要性を考えると
アニメには、辛い結果になるような気がする。
春休みで、子供達もたくさん観ていたが、感想を読むと
そこそこだったみたいだ。
しかし隣に座っていたオジサン(爆)はグゥグゥ寝ていた。
(おぎやはぎの小木って歌上手いのね。奥さんの影響?^^;)
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