「元祖ジャスティスリーグ」ウォッチメン うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
元祖ジャスティスリーグ
身内の不幸を機に、すっかり表舞台から姿を消した感の強いザック・スナイダーの出世作と言っていいんじゃなかろうか。原作の雰囲気を忠実に映像化することにこだわり、トーンとか雰囲気、は良くできていると思うものの、全体的にキャラクターの魅力に乏しく、ストーリーもさほど入ってこない展開で、非常に退屈した。当時はスーパーヒーロー物は敬遠される傾向にあったので、オリジンを披露しないままたくさんのヒーローが共存する世界というのは、なんともとっつきにくかったものだ。今じゃあ「アベンジャーズ」の成功で、そんなヒーロー映画も記録を塗り替えるほどにもてはやされる時代。相変わらずザックはうだつの上がらない仕事ぶりで、並みの映画を作り続けるのだった。
2018.10.8
コメントする