「馬鹿な少年時代への愛情のある作品」おっぱいバレー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
馬鹿な少年時代への愛情のある作品
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 70
教育上の問題を議論する映画ではないだろうから勝利の報酬の問題はさておき、一つの映画として見ていて不快感はなかった。どうしようもない馬鹿を強調された中学生だし演出も大袈裟な部分もあるが、しかしこのころの少年は馬鹿なことが好きなものだったりする。特に情報が今のように自由ではなくもっと窮屈だった時代ならではの少年たちの苦労が忍ばれる。ここまでひどくはなかったにしろ、大人がなんとなく納得したり自分の過去を振り返って懐かしんだりするような部分をあちこちに散りばめているのは上手くておかしい。最後の彼らの作戦とそれを明かした手紙にもしてやられたし、シャツにボール入れて立ち尽くす彼らが本当にもうどうしようもなく馬鹿丸出しで。もうこれだけで総合点5点上乗せしときます。そんなにすごい作品とも思わないけれど、馬鹿な少年時代への懐古的な愛情が感じられて悪くない印象を持った作品だった。
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