「戦場の恐ろしさ」ハート・ロッカー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
戦場の恐ろしさ
キャスリン・ビグローが、女性として初のアカデミー監督賞に輝いた作品として、記録に残る映画だろう。
映画の技術は素晴らしい。
ビグローの力強い演出、臨場感溢れる撮影、緊張感たっぷりの編集、迫力ある音響…リアルな戦場の雰囲気が伝わって来る。
しかし、あまりにリアリティを追求した為か、人を寄せ付けないというか、感情移入しにくいというか、そんな印象を受けた。
同じアカデミー作品賞なら、「スラムドッグ$ミリオネア」や「英国王のスピーチ」の方が、温もりあって好き。
戦場の恐ろしさだけでも伝わったと思う。
コメントする