「サハラとディア・ハンター」ハート・ロッカー ミアさんの映画レビュー(感想・評価)
サハラとディア・ハンター
賛否両論の他の方のレビューで言い尽くされているようなので、
内容については触れない。
この映画を見終わって思い出したのは「ディア・ハンター」と、
昔ビッグコミックに連載されていた、小池一夫原作・平野仁作画の漫画
「女外人部隊サハラ」だった。
「ディア・ハンター」で、クリストファー・ウォーケンが演じたロシアンルーレットの
悲惨さは、戦争が人間の心にどれ程の苦痛を与え精神を歪めてしまうかを
まざまざと見せつけてくれた。
「サハラ」の中に、地雷に処女を奪われた修道女が、地雷処理任務となり、
仲間の命を救うべく地雷を処理していく話があった。
彼女は恐るべき集中力と勘で、地雷を捜し出していく。
なぜなら地雷は彼女の愛しい恋人であり、いつ爆発するかわからない恋人と
彼女はまぐわうのだった。
「ハート・ロッカー」のジェームズ二等軍曹が、
ゲームを楽しむかのように爆発物を処理していく様と、
喜々として戦場に降り立つ表情に
「戦争=麻薬」の恐ろしさ・虚しさ・悲惨さを痛感した。
コメントする