「途中までの設定に不満」パッセンジャーズ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
途中までの設定に不満
クリックして本文を読む
総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
かなりネタバレしていますので、見ていない人は注意してください。
実は主人公のほうに間違いがあるのではないかということは途中からわかってはくるのだけれども、それにしてもこういうひっくり返し方をされるとは思わなかった。これはこれで意外だったから良かったと思うし、アン・ハサウェイが魅力的だったので嫌いな作品ではない。姉の場面は悲しくもあるが救いもあった。
でも現実社会と架空社会があまりに混ざり合っていて、そこに矛盾があまりに生じすぎているのは気に食わない。死を認めない幽霊が何故他の町で生きている人と共に社会生活を送っているのか。通りを歩いている人たちは幽霊ですか、生きている人ですか。何故主人公はカウンセリングを受けるのではなく、それをする方にまわってしまっているのか。この死後の社会ってなんだろうか。細かく考えていたらきりがないが、ひっくり返る前の物語の展開や設定に不満が残ったので、見終わった後にすっきりとはいかなかった。
コメントする