劇場公開日 2014年3月15日

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「『ジャンゴ』以降、黒人の頑張る西部劇・・・かと思いきや」ギャロウ・ウォーカー 煉獄の処刑人 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0『ジャンゴ』以降、黒人の頑張る西部劇・・・かと思いきや

2019年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 最初からグロくてエグい映像の連発。しかも何がどうなっているのかさっぱりわからない展開でストーリーは進む。映像そのものは面白いのだが、例えば手漕ぎトロッコに乗ってやってくるマントを羽織った男たちとか、それがどんな役割の人物なのかわからなかったり・・・

 アマンの恋人が死んだのは、悪党どもにレイプされ妊娠し、彼女の元を去ってしまい、子を産んだ直後に死んだようだ。ギャロウ・ウォーカーと名乗るカンサだったが、実はゾンビ。彼らを殺したアマンに対し逆に復讐しようとしていたのだ。そして、不遇の息子を救うため・・・

 誰もかもがゾンビになるわけではなさそうだ。終盤に明かされるのだが、アマンが死んだとき母親が神と契約を交わした事実。しかし、アマンがこれまでに殺した者たちをすべて生き返らせるという条件付き(笑)。途中から自分の子分のように扱った男が重傷を負ったとき、アマン自らが殺してしまう理由を明かしたからだ。

 シーンひとつひとつはマカロニウェスタンのグロさを遥かに超える映像であるが、わけのわからぬストーリーによって魅力半減。売春婦の存在もイマイチ盛り上げ方が少ない・・・

kossy