「引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ」空へ 救いの翼 RESCUE WINGS shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ
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映画「空へ—救いの翼 RESCUE WINGS—」(手塚昌明監督)から。
どうして、女性ってこんな感情的なんだろう?と思うシーン満載。(笑)
誰もが、救難に来たのだから、救えるものなら救いたい、
けれど、そのために無理をして、救援隊も死んだらどうするんだ。
何度も何度も、同じような場面があるから、気にかかった。
三浦友和さん演じる「隊長」が、主役の彼女に無線を通じて叫ぶ。
「引き返す決断をするのも、任務のうちだぞ、川島」
また、木村佳乃さんの台詞だったかな、
「救われる人にも、救う人にも家族はいるからね」も同じ意味だろう。
「感傷で救難活動をしてはならない」、そんな台詞もあった。
正義感・使命感だけで行動することを「無茶」と言う。(汗)
特にメンバー全員の命を預かる立場の人間は、
常に冷静でなければならないことを訓練で教わり、
それが実行できるからこそ、
女性初の救難ヘリUH−60Jの新人パイロットとなったはずなのに。
実は、私たちの仕事も同じことが言える。
途中経過で、効果が上がらないと判断したら、引き返す勇気を。
「幕開け」は喜ばれるけれど、「幕引き」は不満をふづけられる嫌な役目。
全体のために、引き返すことは、何も恥ずかしいことではない。
肝に銘じておきたい台詞だった気がする。
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