「お盆の花火、それは大きな迎え火です」その日のまえに shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
お盆の花火、それは大きな迎え火です
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映画「その日のまえに」(大林宣彦監督)から。
ストーリー的にも、そんな目新しいものはなく、
自分の推測したとおりに物語が展開され、
今までいろいろ観てきた「死」をテーマにした作品と比べると
やや、見劣りした感じは払拭できないが、
主役の永作博美さんが好きだから、許しちゃおうって感じ。
気になる一言は、俳優の台詞ではなく、
ある商店街のイベント(花火大会)のキャッチコピーである。
「お盆の花火、それは大きな迎え火です」
「花火がお盆の迎え火になる」という発想は、共感できた。
各地で行われるお盆の時期の「大文字焼き」が、
「お盆の送り火」の役を担っている話は耳にしたが、
花火まで、そういう視点で考えることは面白かった。
先月、義母が他界し、今年の夏は新盆となるが、
夏に各地で賑わう花火大会が、迎え火となるのなら、
どんどん、花火大会に足を運ぼうと思う。
重松清さんの原作、図書館で借りて、読んでみようかなぁ。
PS.
「セックスは、健康の人が普通の日常の中ですること」
「忘れてもいいよ。」のフレーズだけは、記憶に留めたい。
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