インスタント沼のレビュー・感想・評価
全49件中、41~49件目を表示
痛快で笑える、プラス思考ムービー
前から気になっていた本作。今さっき見終わりました。 はじまりからテンポ良い展開で、終わりまで楽しめました。 場面場面にちょい出ししてくる笑いの要素も、結構ウケます。 きっとわかる人にはわかるユーモアがまだまだ隠されているのでしょうね。 "水の蛇口"も、何気ないエピソードですが 感じるところあり、ちょっと感動… 深読みしすぎかな。 きっと見る人によって、この映画のいろんなシーンや、 エピソード、笑いのツボとか、感じ方は違うと思いますが、 全体を通して終始プラス思考で、元気がでる映画です。
さて水道の蛇口をひねるか
まったく、内容がないナンセスギャグギャグ漫画のような映画でした このどうでもよい感 めがね級ですね 人生に疲れたときに見ると、きっとよいと思います 好きな人は好き、嫌いな人は嫌いな映画です。 おじさんは嫌いなほうだと思うんですが結構ツボでした 水道の蛇口をひねって しょうも無い日常を洗い流すのだ
沼って良い言葉だよ
なんか、気分がじり貧な時観たんで、地味に良かったです。ちょっとパッとしました。 池でも湖でもなくて沼、インスタントマイ沼、いいすな 。この監督作品は、ココロのどっかに引っ掛かって、また見直したくなるんです。 あと、あんなお母さん、良いかも、すごく好きかも。
ワケのわからない時間を共有する喜び
取り立てて劇的なストーリーがある訳ではない。とは言っても、日常の現実的な生活からは離脱している。「かもめ食堂」や「ホノカアボーイ」とも違う。なんだこの独特の人間生態描写的映画は? 「間宮兄弟」「ジャージの二人」とか、最近、この手の作品を時々目にする。癒しでもなく、ファンタジーと呼ぶにはあまりにも現実に近い分野が確立しつつある。かといって、飽きるでもなく2時間が過ぎていく。 たまには見えないものを信じる気持ちを持つことも大切というテーマらしきものはあるものの、訳の分からない映画だ。 その訳のわからなさにつき合う時間を持てるって、ある意味、幸せなのかも・・・。
初夏の麻生久美子祭・第2弾(^^;!
出演作続々公開。絶好調“麻生久美子祭”今回は「時効警察」でおなじみ、三木 聡 監督とのコンビ復活で、笑わせてくれますよ~。 な~んにも考えず、ただただお気楽に観て笑って、そして前向きになって帰りましょう!←こんな感じのフレーズがピッタリとハマる映画でした。とにかく楽しいし、相変わらずくだらないし、いっぱい笑えるし…、ああも~深く考えたらアカン!そのまま勢いに流されるのだ~!って感じ?とにかく吾輩が一番観て欲しいのは、風間杜夫と加瀬亮の頭(^^;!コレを観ただけでも、何か明日からハッピーがやって来そうな気が…(違?)。 そして“映画女優・麻生久美子”の魅力は、『こんな映画』(←一応“褒め言葉”です)でも、てんこ盛りです!いや、むしろ『こんな映画』だからこそ、彼女のコメディエンヌとしてのキュートな魅力が、目いっぱい詰まっているんだと思います。カワイイだけじゃなく、最高に面白い!硬軟どちらの役柄でも、上手に演じ分けますよね、麻生さんって。まさに“映画女優”になるために生まれてきたような人ですね。ホント、今ノリにノッてる感が、スクリーンから滲み出てきてます。 あとは脇を固める“曲者陣”。岩松 了、ふせえりの“時効警察コンビ”に、クドカン、温水さん、トドメに重鎮・笹野高史!いやあ、皆さんホントに楽しそう!“三木 聡 ワールド”に、ドップリとハマリ込まれてますね。でもそれが、作り手側の自己満足で完結せず、観ている側にもキチンと伝わってくるから、イイんですね。 「インスタント沼」というタイトルを最初に聞いたとき、『また、こんな変なタイトル付けて、どこ狙って作ってるんだか?』って、思っちゃったりしたのですが、何とこの意味不明なタイトルには、チャンと意味があるんです!作中でキチンと再現されますので、どうぞその辺りもご確認ください。
「ぜ、贅沢だぁ!」
・・・というBOSSのCMの台詞を口走ってしまうほど、 すごいキャスティングに特撮まで使って・・・ でもテイストは相変わらずユルユルの、 いつもながらの三木作品で、ホッと安心。 両親役の風間杜夫と松坂慶子といえば、 あの蒲田行進曲の銀ちゃんと小夏じゃありませんか!! (これがメッチャいい!) とぼけた部長は、当然岩松了だと思ったら、 天下の名優、笹野高史が。 新屋英子や佐々木すみ江でさえチョイ役の食堂のおばちゃんで、 はなとか宮藤官九郎や五月女ケイ子 (1コ前の海賊版撲滅キャンペーンのイラストレーター) とか、もう思い出すのが大変なくらい。 ヒロイン麻生久美子は、「おと・な・り」を見てから観た人は びっくりしますが、「純喫茶磯辺」にくらべたらまともです。 加瀬亮も、「重力ピエロ」を見てから観たらびっくりですが、 ビジュアルでいえば、「パコと魔法の絵本」のほうが はじけてましたね。 ともかく、今もっとも旬な俳優たちにおかしな格好をさせて どろまみれにしちゃうのだから、たいした映画です。 肝心の「沼」も、もっとチープなやつでいいのに、 ホントに沼をつくっちゃってました! 最後沼からでてくる○○も、 太秦映画村特撮プールのセコイ○○で充分なのに、 ほんとにスゴイのが出てきちゃってました~! いつもはつまらない意地をはって、多少のギャグでは笑わないワタクシ。 満員御礼でゆるゆるの会場の雰囲気にのまれて、 感じの悪い看護師の「舌打ち」に大いにウケたり、 「理想の折れ釘」に感心したり、 「よろしくおねがい島津藩」でまさかの爆笑をしたり、 情けないと思いつつ、そんな自分がけっこう好きだったりして・・・ こればっかりは、家でDVDを観ても白けるだけ。 そこそこ混んでるホールで、みんなで共有したい楽しさです。 ウソと意地と見栄でがんじがらめになった しょうもない日常を洗い流せ~! 行き詰ったらまずは水道の蛇口をひねれ! とか、 シラフになってみると、あんまり役に立たない教訓で むしろ水道料金のほうが心配ですが、 「なんらもなあ~ 」
意味がないことに意味がある
三木監督の作品は毎回とくに意味がない。 くだらないことを全力でしている、そのプロ力。 その究極性が笑いや感動につながっていると思う。 究極に意味がなさすぎて、その全てが意味を持っている…。 「意味がないことに意味がある」ということのまさに究極の形であろう。 素晴らしい映画でした。語ることは何もない。 冒頭からいきなり絶妙なテンポ感で物語は加速していく。 もしかしたら冒頭が一番の見所かもしれない。 麻生久美子に、ふせえり、岩松了、江口のりこらの三木監督お馴染みの「時効」メンバーはさすがのテンポ感。黙って観るべし。 笑えて、なんか幸せになれる。小さな幸せがここにはある。 ラストであたたかい気持ちになり、その隙間にYUKIのエンディングテーマ「ミス・イエスタデイ」が流れ、心地よい鑑賞感であった。
全49件中、41~49件目を表示