「この時期から安藤サクラは目立つ存在に」俺たちに明日はないッス 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
この時期から安藤サクラは目立つ存在に
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『赤い文化住宅の初子』『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督作品。
赤い文字のタイトルの出し方が往年の日活ロマンポルノそっくり。狙ったのならばかなりのもの。
『赤い…』では思春期の少女の揺れ動く恋心を。『百万…』では自分探しをしながら、恋に逃げ回るフリーターの女性を。それぞれ描いて来たが、今回の題材は高校生男女3組によるひと夏のセックスに対する願望と現実。
夏を舞台の筈なのに、どうみても冬の寂しい千葉の海沿いなのは…もう少し工夫が欲しいところでした。
一応は主演にあたる柄本時生は、いかにも「やりたい」願望丸出しの高校生役で適任か。
驚いたのは安藤サクラ。
『むずかしい恋』の時の役柄も良かったですが、『風の外側』以来の高校生役。前回は観ていて無理がある感じだったが、今回の女子高生役にはさほど無理が無い。裸も辞さずと、かなりの成長を感じます。
3組の恋物語は原作が在るとは云え、最後はやや消化不良気味か。
胸の大きい宗方(宗像?棟方?)さんのフェチ振りに萌え〜(笑)
(2008年12月5日ユーロスペース/シアター1)
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